奥秩父 甲武信ヶ岳・徳ちゃん新道(積雪期)
- 投稿者
- 梅原 操
- 日程
- 2013年01月11日 (金)~2013年01月12日 (土)
- メンバー
- 千葉パルコ店 梅原
- 天候
- 11日:晴れ 12日:晴れ
- コースタイム
- 1日目:西沢渓谷入口⇒【155分】⇒近丸新道合流点⇒【145分】⇒木賊山⇒【15分】⇒甲武信小屋
2日目:甲武信小屋⇒【15分】⇒甲武信ヶ岳⇒【10分】⇒甲武信小屋⇒【95分】⇒徳ちゃん新道分岐点⇒【125分】⇒西沢渓谷入口
- コース状況
- 全体を通して積雪はとても少なかったです。
木賊山までの登山道にある雪は氷になっている箇所が非常に多く、滑りやすくてかなり危険です。不安な場合は早めにアイゼンをつけましょう。
木賊山までは平らな場所がほとんどなく、ひたすら登る感じです。西沢渓谷入口から甲武信小屋までは歩行時間が長くて急登もあり、かなり体力的を使います。時間に余裕をもった計画を立ててください。
- 難易度
感想コメント
今シーズン初の雪山、奥秩父の甲武信ヶ岳にテントを背負って登ってきました。
まずスタート地点である西沢渓谷入口の気温にビックリ…マイナス8℃。テント場の夜は何℃になるのか不安がよぎります。
そしてザックを背負ってその重さにまたビックリ…こんなに重かったっけ?これから5時間登り続けるられるのかと、また不安に。
ザックの重さのせいか寝不足のせいか、フラフラしながら登山スタート。
登山道の雪は驚くほど少ないのですが、残っている雪はほとんど氷になっていてかなり危険でした。近丸新道合流点を過ぎると登山道には雪(氷)が多く残るようになってきたのでアイゼンを装着。
急登に負けずひたすら登り、甲武信小屋に到着。テント場はかなり寒いので早々にテントを設営し、飲料水用の雪を集めてテントへ。初日は登山中も甲武信小屋に着いても人に会わず、テント場も独り占めでした。
まず温かいものを飲もうとガスカートリッジにストーブを取り付けて点火。しかし、しばらくたってもお湯が沸く気配がない。とりあえず温まった水を魔法瓶に移し、カートリッジを温めてから再チャレンジしましたが火力が上がらず火は不安定。原因はわかりませんが、不安を感じ使用中止。
温かいものどころか夕食と翌日の朝食、そして明日の飲み水も作れないとなると無駄なエネルギーを使わないように、行動食を食べて早めに寝ることにしました。
翌朝は寒くてなかなかテントから出る気になれず、日が出てから甲武信ヶ岳頂上へ向けて出発。昨日よりかなり風が強く、樹林帯を抜けると体が煽られてかなり寒いですが、天気が良く頂上からの景色は素晴らしかったです。
景色を堪能して甲武信小屋に戻り、テントを撤収。凍った登山道を慎重に下って帰りました。
今回は道具のトラブルもあって大変な面もありましたが、とても静かな雪山を満喫できました。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。