槍ヶ岳~大キレット~涸沢

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2013年08月05日 (月)~2013年08月07日 (水)
メンバー
天候
雨のち曇りのち晴れ
コースタイム
一日目
上高地バスターミナル-(55分)-明神館-(45分)-徳澤園-(15分)-新村橋-(45分)-横尾山荘-(50分)-一ノ俣-(35分)-槍沢ロッヂ-(55分)-大曲-(55分)-天狗原分岐-(65分)-坊主岩小屋-(35分)-殺生分岐-(40分)-槍ヶ岳山荘

二日目
槍ヶ岳山荘-(20分)-槍ヶ岳山頂-(20分)-槍ヶ岳山荘-(5分)-飛騨乗越-(105分)-天狗原下降点分岐-(25分)-南岳小屋-(80分)-長谷川ピーク-(115分)-北穂高小屋-(5分)-涸沢分岐点-(105分)-涸沢ヒュッテ

三日目
涸沢ヒュッテ-(55分)-本谷橋-(55分)-横尾山荘-(40分)-新村橋-(10分)-徳澤園-(40分)-明神館-(45分)-上高地バスターミナル
コース状況
上高地から槍ヶ岳までは距離があるので、朝一番のバスかタクシーで上高地に入り、歩き始めることがおススメです。そうすれば、ある程度ゆっくり歩いても、それほど遅くない時間に槍ヶ岳山荘に着けると思います。体力にあまり自信がない人は、槍沢ロッヂに泊まるのもいいでしょう。
槍ヶ岳~穂高連峰間には大キレットと呼ばれる断崖絶壁があり、そこは完全な岩場なので、雨が降っていたり濡れていたりしたら、通過はお勧めできません。また、テント泊の重い装備だったり風が強かったりすると、バランスを崩しやすくなります。いずれにせよ、天候や岩のコンディション、そして体調が万全の上で、十分に気を付けて通過してください。
難易度
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感想コメント

初日は上高地からずっと雨で、景色も何も見えず、結構辛い山行になりました。槍沢ルートは危険個所が少ないとはいえ、コース上部は濡れた岩で足を滑らせながらの歩行になるので、ある程度の根気も必要です。
槍ヶ岳山荘のテント場は、日本有数の高所のテント場で稜線上にあるため、強い風雨にさらされて、不安な一夜を過ごすことになりました。
二日目も雨で、大キレットは無理かなと思いましたが、中岳付近で雨が止み、岩も結構乾いて、大キレットに挑戦することができました。今回はテント泊装備だったので、バランスを崩すまいと全身に力が入り、かなり疲労感を覚えました。ただし、その分通過した時の達成感は大きかったです。
涸沢のテント場では綺麗な星空を見上げることができ、そして最終日は暑すぎるくらいカンカンに晴れてくれました。山の気候に対応するのは大変ですが、色々なことを体験できた、いい山行になりました。

フォトギャラリー

河童橋です。

横尾山荘までは3時間ほど、平坦な林道をひたすら歩きます。

横尾山荘。雨がひどくて、一旦は諦めようかと・・・。

厚い氷が残っている箇所もありました。

雨と霧で何にも見えません。

やっと着いた槍ヶ岳山荘。結構しんどかったです。

雨と強風の中、何とかテントを張りましたが、一晩中不安でした。

翌朝の槍ヶ岳山頂。はっきり見えてますが、雨、そこそこ降ってます。

せっかく来たんで、山頂に立ちました。濡れた岩でスリップしないように!

中岳から見た槍ヶ岳。気持ちの良い稜線です。雨も止みました。

南岳小屋が見えてきました。ここを過ぎると、いよいよ大キレットです。

大キレット全景。岩稜が聳え立ってます。

登山者が小さく確認できます。

迫力あるコースが続きます。

危険地帯を抜けて、北穂高岳に到着です。一旦、緊張感から解放されます。

美しいカール地形の涸沢。あそこに降りますが、意外と距離があり、急な岩場もあるので慎重に。

やっと涸沢のテント場に到着です。

翌日は快晴!暑さで目が覚めたくらいです。穂高の懐に抱かれて。

涸沢の下には雪も残っていましたが、アイゼンは必要なかったです。このあと、無事に横尾まで下りました。

横尾から、また長い林道歩きを経て、上高地に戻ってきました。お疲れ様でした。後ろは焼岳。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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