関西の雪山⑨ 大峰・山上ヶ岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
本田 康之
イオンモール各務原店 店舗詳細をみる
日程
2013年12月25日 (水)~2013年12月25日 (水)
メンバー
なんば店 本田康之
天候
快晴
コースタイム
大峰大橋(16分)林道終点(165分)レンゲ辻(60分)山上ヶ岳(25分)西の覗き(50分)陀羅尼助茶屋(10分)洞辻茶屋(14分)お助け水(16分)一ノ世茶屋(15分)大峰大橋
コース状況
アプローチ
・国道309号線の天川川合から県道21号へ入り、洞川温泉経由で大峰大橋へ。洞川温泉手前のトンネルを抜けた箇所から雪道になり、鍾乳洞から先は道が細くなる。今回はスタットレスタイヤで通行できましたが、今後は母公堂までが限界でしょう。母公堂には帰りに車が数台、駐車していました。
 バスの方は近鉄下市口から洞川温泉までバスがあり。

①山上ヶ岳だけなら泥辻茶屋から行くのが妥当です
②レンゲ辻コースは大峰大橋~林道終点まではトレースがありましたが、その先はなし
③川沿いに忠実に進みますが、膝くらいのラッセルがあります⇒ワカンは装着せず
④上流部に入ると、川岸上のトラバースになり、樹木に邪魔をされますが、迷わず進んで行きます。この部分は苦しい腰ラッセルになります(夏は鎖の箇所)⇒ワカン装着
⑤稜線手前の急な箇所はマーキングは埋まっていますので、ひたすら尾根を目指すのみです
⑥レンゲ辻には女人結界の社があり、すぐわかります
⑦レンゲ辻正面の岩峰は左巻きですが、梯子と鎖場があります。今回は雪が柔らかいのでそのままワカンを使いましたが、本来は10本爪以上のアイゼンが必要でしょう。
⑧レンゲ辻から山上ヶ岳も稲村ヶ岳方面もトレースはありません
⑨レンゲ辻正面の岩峰を抜けた後はやや細い尾根をまっすぐあがりますが、ここも雪が膝くらいありま す。途中でマーキングが消えますが、尾根を忠実にあがるのみです。
⑩山上ヶ岳は広い平原ですので、悪天候時は迷います。山上ヶ岳からレンゲ辻に向かうにはマーキングもわからず、迷いやすいです。
⑪山上ヶ岳~洞辻茶屋間(膝くらいの雪量)も風があるのかトレースは消えていて、洞辻茶屋~大峰大橋(くるぶしくらいの雪量)はトレースがしっかりしています。
⑫鐘掛岩・油こぶしの下りは通行止で迂回路を通過するように標識があります
⑬陀羅尼助茶屋・洞辻茶屋・一ノ世茶屋内部で休憩が可能です(風もなく快適)
⑭大峰大橋と母公堂にトイレがあります
⑮洞川温泉(600円・水曜休)・天の川温泉(600円・火曜休)
難易度
Google Map

より大きな地図で 山上ヶ岳 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

山上ケ岳(さんじょうがたけ・1719m)は大峰山脈の主峰。修験道の祖・役行者が開いたわが国修験道発祥の地で、修験道の道場としての威容を誇っています。主な登山口である大峯大橋や五番関、阿弥陀ヶ森、レンゲ辻には女人結界門があり、宗教上の理由から、山上ヶ岳一帯は、今なお女人禁制です。
今年は早くから雪が積もっていたので、レンゲ辻コースも沢沿いで雪が深かったです。このコースは忠実に沢を詰めるので、時より樹木に邪魔され、悪戦苦闘する箇所もありました。また上部は川岸をトラバースしていくので、余計に雪が深く、久しぶりに疲れました。尾根に上がる最後も急です。逆に下りるのも一苦労でしょう。尾根に上がっても、雪が締まらず、時間がかかりました。
山上ケ岳や稲村ケ岳へ行くのに疲れるだけなのでこのコースはおすすめしません。
今回は下りだったので鐘掛岩や油こぶしは迂回しましたが、上りなら行ってみたいところです。
(下りきった後に少し進みましたが、雪が深そうなので、やめました)
移動性高気圧が張り出した絶好のコンディションで、青い空に樹氷が綺麗で最高の一日でした。

フォトギャラリー

大峰大橋から見る山上ヶ岳方面(下山時)

林道終点

忠実に川沿いを

川岸のトラバース・・・ここを進むのです

ここから上部で急です

レンゲ辻手前、、、綺麗です

レンゲ辻

最初の岩峰はトラバース

お化けの木越しに通過した岩峰を見る

山上ヶ岳が前方に見えます

遠くに稲村ヶ岳と大日山

山上ヶ岳

大峰山寺

西の覗きをのぞきました

西の覗きと山上ヶ岳

鐘掛岩のトラバース

陀羅尼助茶屋から鐘掛岩

陀羅尼助茶屋内部

洞辻茶屋

最後は杉の中を

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

イオンモール各務原店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部