2014年山始め 厳冬期 日本百名山 安達太良山
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2014年01月09日 (木)~2014年01月10日 (金)
- メンバー
- 天候
- 曇りのち雪
- コースタイム
- 1日目:安達太良スキー場(80分)勢至平(60分)くろがね小屋泊
2日目:くろがね小屋(40分)峰の辻(60分)稜線(20分)矢筈森(60分)くろがね小屋(100分)安達太良スキー場
- コース状況
- 特に危険な個所はありません。
降雪のためワカン・スノーシューがあるとすごく便利です。
- 難易度
感想コメント
当社発行の『GUDDEI(グッディ)』で登場した福島県安達太良山にある
くろがね小屋に泊まり、山頂へアタックするという企画に声をかけていただき、
私の2014年山始めになりました。
安達太良山には昨年6月に登ったことがありますが、1月の厳冬期は初めてで、
冬山の初心者・入門編の山として紹介されてますので、安心はありました。
しかし見事に期待がはずれ、厳冬期特有の自然の厳しさを再経験した登山となりました。
安達太良スキー場から勢至平まではつぼ足で行くことができましたが、
勢至平からくろがね小屋のトラバースしながら行く箇所ではスノーシュー、
もしくはわかんがあるとスムーズに通過することができます。
くろがね小屋は泊まったことがなく、有名な山のいで湯を楽しみにひと踏ん張り。
くろがね小屋の「くろがね」は「鉄」の意味で、鉄山に由来するとグッディに記載されてます。
この谷間には平安時代から湯小屋があり、江戸時代には歓楽的温泉街として栄えていましたが、
文政七年(1824年)に上部の鉄山が大崩落を起こし、温泉街は土石流に埋もれてしまったとの
ことです。
小屋に到着すると、私たちのパーティーの他、1名宿泊者がおり、貸切状態ではありますが、
きちんとマナーを守りながら楽しく過ごすことができました。小屋の雰囲気も良く、晩ご飯の
名物のカレーライスも美味しくいただきました。
消灯後、寒さのため早めに起きてしまいましたが、外の風の強さに明日は登ることができる
だろうかと考えながら、再度目をつぶりました。
朝6:30に朝食、出発後すぐにラッセルが始まり、先頭を1時間ほどで交代してもらい、
稜線に出ると、気温-10℃&立つことが難しいぐらいの強風が待ってました,,,
体感温度は-20℃ぐらいはあったと思います。パーティーみんなで話し合った結果、
撤退となり、自分の体力のなさを再確認した登山となりました。
小屋の方曰く、1~2月は天候が安定しない日が多く、3月頃が登りやすくなる
みたいですので、リベンジしたいと思います。
冬山入門編の山であっても、状況判断が大事になりますので、皆様もご注意ください。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。