今シーズンの雪山はじめは天狗岳(八ヶ岳)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年12月20日 (日)~2015年12月20日 (日)
メンバー
天候
快晴
コースタイム
唐沢鉱泉→60分→渋ノ湯・唐沢鉱泉分岐→42分→黒百合ヒュッテ→6分→中山峠→59分→天狗の鼻→20分→東天狗岳→4分→天狗の鼻→41分→中山峠→4分→黒百合ヒュッテ→86分→唐沢鉱泉
コース状況
今年は積雪が少なく、2015年12月20日時点では、雪が薄く岩場の上に乗っている状態です。
アイゼンが地面に引っかかりやすいので、注意が必要。
また、黒百合ヒュッテまでの樹林帯では、木の橋で滑らないように。

■駐車場
唐沢鉱泉登山口まで中央道・諏訪ICから30分ほど。
唐沢鉱泉に20台ほど停められる駐車場があります。駐車料金は無料。
冬も簡易トイレが使えます。
唐沢鉱泉までの登りは凍結箇所があるので、スタッドレスタイヤかチェーンが必要です。

■下山後の温泉
「尖石温泉縄文の湯」は400円で露天風呂もあり快適です。
登山口から諏訪ICへ帰る途中にあります。
http://www.city.chino.lg.jp/www/contents/1000000763000/
難易度
Google Map
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感想コメント

今年は12月に入っても暖かい日が続き、なかなか山から雪の便りが聞こえてきません。
それでも何とか年内に雪を踏んでおきたいなぁということで、快晴の予報の八ヶ岳・天狗岳へ向かいました。

天狗岳は大好きな山です。
雪のシーズンでも危険は少なく、のんびり考え事をしながら頂上に登れます。
頂上からの眺める絶景が楽しみです。

家で寝て、夜の1時に出発して6時半ごろ登山口に着いて7時には登り始めようと思っていましたが、途中で何度も睡魔に襲われてしまい、到着したのは9時前…
冬は日没の時間が早く、3時までには下山しておきたいので、出発が遅れてしまうのはかなりのダメージです…。急いで準備をして出発です。
※冬至の時期の長野県は午後5時には真っ暗になります。

天気は快晴。
予想した通り、雪はほとんどありません。
例年、12月の中旬には登山口からふかふかの雪の上を歩けるのですが、岩の上にうっすらと雪が乗っているだけ。
つるっと滑りそうで、木の橋を渡るのが少し怖いです。
アイゼンを付けずに黒百合ヒュッテまで行けました。
快晴の日曜日だけあって、黒百合ヒュッテはたくさんの登山者で溢れています。

少し休んで、天狗岳の頂上へ。
中山峠を過ぎると、稜線に雪があり、やっとサクサクと雪を踏んで歩けます。
少し登ると天狗岳の双耳峰がきれいに眺められる平原に到着。
ここでアイゼンを履いて、天狗岳への急登を登っていきます。

振り返ると端正な形の蓼科山が見えてきます。
そして遠くには白く雪をかぶった北アルプスの山並みが美しい。

天狗岳直下の天狗の鼻をトラバースして越えると東天狗岳の頂上に到着です。
目の前には南八ヶ岳の赤岳や硫黄岳の雄大な景色。
お天気が良くて南アルプスや中央アルプス、北アルプスはもちろん、浅間山や妙高・火打の山まですべて眺めることができました。

西天狗岳にも登っていきたかったのですが、すでに12時半になっており、3時までには余裕をもって下山したかったので、今回はパスしました。

下山も慎重に。
アイゼンを履いて、薄く雪の積もった岩場を下るのはかなりしんどいです。
3ヶ月前に塩見岳の下りで転倒して大怪我をしたトラウマがあるので、かなりゆっくり下山しました。

雪は少なかったけれど、快晴の中、雪山を歩けて楽しかった。
天狗岳は標高差も少なく、距離も短く、危険個所も少なく、雪山初心者には最適な山です。
黒百合ヒュッテは暖炉がある快適な山小屋で、ここに泊まるのもとても楽しいです。

フォトギャラリー

双耳峰の天狗岳。猫の耳のようです

登りはじめ。雪がありません…

渋の湯との分岐点。やっと雪山らしくなってきました

空を見上げると、美しい!

もうすぐ黒百合ヒュッテ

黒百合ヒュッテに到着です。やっぱり雪が少ない

頂上へ向けて登ります

振る帰ると真っ白な世界

岩場にうっすらと雪が乗った状況。アイゼン歩行が疲れます

振り返ると、端正な形の蓼科山が見えてきました

急登を登っていきます

天狗の鼻が見えてきました。頂上までもう少し

天狗の鼻のトラバースを過ぎると、まもなく頂上です

頂上です!

東天狗岳頂上。いい景色です。西天狗岳は今回はお預け

頂上から南八ヶ岳の荒々しい風景

頂上から西天狗岳。遠くに中央アルプス、乗鞍岳など。

それでは帰ります。下りも気をつけて

下山してから八ヶ岳の峰々を眺めます。阿弥陀岳~赤岳~硫黄岳~天狗岳の稜線。

蓼科山~北横岳~縞枯山の稜線

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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