Vol.19 2015年9月29日配信

山にまつわるクイズを5問出題します。すべて答えて山にもっと詳しくなろう!

  • 深田久弥の日本百名山、北アルプスの笠ヶ岳は登山口である新穂高温泉から急登が続くどっしりとした山です。笠ヶ岳稜線には門のような岩があります。
    登山道はその岩に間を抜けるようにつけられていて、良いランドマークとなっています。
    この岩の名前は(【三択】1.蛙岩 2.抜け戸岩 3.天の岩戸)といいます。

    抜け戸岩
  • 高層湿原とは高山にある湿原という意味ではありません。地下水位より低い湿原面を持つ場合は低層湿原でミズバショウ、エゾノリュウキンカなどの水生植物が生育します。
    地下水位より高ければ高層湿原といい、雨水や霧などによって潤されているため(【三択】1.栄養分 2.ミネラル分 3.太陽光)が極端に少なく酸性度も高いので、ミズゴケ、ウメバチソウ、ワタスゲ、モウセンゴケなど限られた植物のみが生育できます。両者の中間であれば中間湿原といいます。


    栄養分
  • 三角点は山岳地帯に限らず日本全国に設置されています。最近、花崗岩で作られた三角点上面に丸い印が埋め込まれているのを見つけました。
    これはICタグで場所情報コード、緯度・経度・標高が記録されています。インテリジェント基準点といいます。
    明治時代に日本全国の地形図を作成するために設けられた最初の大まかな三角点網が一等三角点でその数は約1000ヶ所、そのお互いの距離は約40㎞です。
    更に制度を向上させるためにより細かく設けられたのが二等三角点でそのお互いの距離は(【三択】1.20km 2.8km 3.4km)です。

    8km
  • 木曽の山々には江戸時代から伐採を禁じられ守られてきた樹木があり、それらを木曽五木といいます。
    アスナロ(ヒバ)、サワラ、ネズコ(クロベ)、コウヤマキ ともう一つは(【三択】1.スギ 2.マツ 3.ヒノキ)です。
    春、多くの花粉症の肩に毛嫌いされる存在となってしまいましたが、この材でつくった風呂は高級品で有名ですね。

    ヒノキ
  • 紅葉の季節がやってきました。真っ赤に色づくモミジ、黄金に輝くブナなど冬の訪れの前に山々は光り輝きます。緑の葉に含まれるクロロフィルは太陽の光を受け光合成で一生懸命働きました。
    日照の低下と気温の低下を敏感に感じた木々は葉っぱを維持していくためのコストに見合う光合成生成物の収支が得られなくなると葉を落としてしまします。
    落葉広葉樹は葉を落として春を待ちます。真っ赤になる物質は
    【三択】1.アントシアニン 2.カロチノイド 3.アルカロイド)といいます。

    アントシアニン