山の辞典 : あ行

アイゼン(あいぜん)

英語圏では「クランポン」と呼ぶ、登山靴の底に装着する鉄合金製の10本程度の爪を持つ道具。雪山や氷化した登山コース、夏でも急峻な北アルプスの雪渓でピッケル(=アックス)と一緒に使用する。4本や6本の爪を持つ軽アイゼンは冬期の低山ハイキングで凍結した登山道や傾斜の穏やかな真夏の雪渓で使用する滑り止めとして使用する。山岳スキーに装着するスキーアイゼン(クトー)とは形状が異なる。