山の辞典 : あ行

安全環カラビナ(あんぜんかんつきからびな)

ゲートをロックして開かないようにできるので「ロッキングカラビナ」という。アンカー・セルフビレー・懸垂下降など、意図せずゲートが開くと致命的なアクシデントになる箇所に使用する。ロッキング機構にはネジ(リング状のナット)を回転して締めるスクリュー式とスリーブ(筒状のつまみ)がスライドして自動的に締まるオートロック式がある。ロッキング機構がない通常のカラビナをノーマルカラビナという。 ロッキングカラビナとノーマルカラビナとの違いはロッキング機構の有無で、破断強度に大きな差があるわけではない。