山の辞典 : や行

雪窪(ゆきくぼ)

山岳地帯の稜線では重力によって常に崩落している。地質によっては山体がずり落ちて稜線が窪んだ地形ができる場合がある。積雪はこのような傾斜が少ない山稜の風下側により大量に積もる。大量の雪は一年の多くの期間、地面に圧力をかけつけるので、長い年月の間には雪が溜まりやすい「雪くぼ」となる。雪が消えた後も積雪による低温、圧力、日照不足の為、裸地形や湿地となることが多い。