おとな女子登山部レポート沢登りで山頂へ　三田谷（びただに）奈良十津川

今シーズン２度目の沢登りで、奥高野の三田谷（びただに）に行ってきました。
マイナーな沢ですが（私も知らなかった）、登りつめると日本二百名山である伯母子岳の山頂です。

大きな滝を登攀したり、深いゴルジュを泳ぎで突破したり、という大きな見せ所は少ないものの、
沢をつめて山頂まで登る沢登りの楽しさを教えてくれるような、とてもいい沢でした。

ただ、最初のゴルジュをこえてからの河原歩きがめちゃくちゃ長く、退屈しました。
２～３時間かかりますので、中途半端な気持ちで行くと後悔します。
退屈さが限界にきてパートナーに八つ当たりしながらも、やっと次のゴルジュまで来て、
そのあとは楽しい連瀑帯に突入♡

ほぼ、滝を直登できるので、とても楽しいです！
苦手なシャワークライムも、フリクションがよいので強点をついて登っていきます。
本に記載の18m美瀑は、右岸を高巻くとありますが、ここはぜひ直登していただきたい滝です。

つめもやさしく、ガレをしばらく登って一般登山道の橋の下に出てきます。
ここで、沢装備を解き、軽装で山頂へ。
ブナの自然林に癒されながら歩けば、３６０度の展望が素晴らしい伯母子岳山頂です。
以前から気になっていた山だったのですが、まさか沢登りで行くことになるなんて。
苦労した後のあの景色はずっと忘れないだろうなあと思います。

山のベテランおじさんが言いそうナンバーワンの「下山は高速道路やで！！」を合言葉に、
雨の中駆け下り、充実感いっぱいで終了しました。