おとな女子登山部レポートおらが山 五頭山
- 投稿者
- るんちゃん(おとな女子登山部)
- 日程
- 2024年01月30日 (火)~2024年01月30日 (火)
- メンバー
- 土屋ガイド
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 駐車場(20分)どんぐりの森(50分)7合目(50分)三ノ峰避難小屋(10分)二ノ峰(30分)7合目(30分)駐車場
- コース状況
- ・雪は例年よりだいぶ少なく菱ヶ岳登山口の駐車場まで簡単に乗入れできます。
・雪が少ないので、スノーシュー・わかんよりもチェーンスパイク・6本爪アイゼンが歩きやすいです。
・本峰までしっかりトレースあります。四ノ峰・五ノ峰方面は薄く、そこまで人が入っていないようでした。
・菱ヶ岳や松平・金鉢山へ縦走する場合は、冬登山靴、アイゼン、ピッケル装備が望ましいと思います。
- 難易度
感想コメント
帰省のついでに雪の五頭山を歩いてきました。今回お誘いしたのは、五頭山の自然ガイドを務める土屋ガイド。土屋ガイドには長年お世話になっており、新潟時代にツアーを引率してもらったり、飯豊連峰に一緒に登ったこともあります。思い出話に花を咲かせながら、懐かしい地元の山を踏みしめてきました。
例年であれば登山口も1mを超す積雪量で、車での乗入れが怪しいときもあります。今年は稀にみる暖冬なので楽々アクセスできました。雪の五頭山はスノーシューやワカンが必須装備で、年によってはワカンさえ太刀打ちできず、スノーシューでないと進めなかったこともあります。持参したワカンが危うくただの荷物となるところだったので、ワカンを装着してルートを外れて新雪の上を歩いたりもしました。
ホームセンターに売ってるスパイク付きの保温長靴で登るのが、新潟の雪山スタイル。縦走や12本アイゼンを使う場合を除いて、まず冬山用の登山靴で登っている人はほとんど見かけません。冬靴で行くと、見知らぬ人に「高級品らねぇ」と言われてしまいます。帰省の荷物を減らすため、私もローカルルールに乗っ取って長靴で登りました。
五頭山は稜線に出ると飯豊連峰が大きく待ち構えています。反対側には海を隔てて佐渡の山々、北側には朝日連峰、南には尾瀬の燧ヶ岳まで見えることもあります。今回登った三ノ峰コースは気軽に登頂できて、お天気次第では大パノラマのご褒美があり、雪山デビューには最適です。ここから縦走もできて、コースによっては難しさも様々です。私もこの山で鍛えられました。のんびり満喫する時間はあまりありませんでしたが、思い出の場所に立つことができて良かったです。
下山後の温泉がたくさんあるのも五頭山の嬉しいところ。今回は大好きな城山温泉まで足を延ばして、冷えた体を温めました。ぜひまた来冬にも温泉とセットで訪ねたいです。
【着用ウエア】
○アンダーはミレー・ドライナミックメッシュにメリノウール200の厚さのベースレイヤー。アウターはティフォン50000ウォームジャケットを着用。
○ノースフェイスの3シーズン用バーブパンツに3シーズンレインパンツを重ねました。
○手袋はメリノウールの薄手に、レイン手袋を着用しました。