白青の西穂高岳
- 投稿者
- 三谷 卓亮
- 日程
- 2014年03月17日 (月)~2014年03月17日 (月)
- メンバー
- (単独)
- 天候
- 晴天(強風)
- コースタイム
- ロープウェイ西穂高口駅→(40分)→西穂高山荘→(15分)→丸山→(60分)→独標→(30分)→ピラミッドピーク→(70分)→西穂高岳→(70分)→ピラミッドピーク→(30分)→独標→(30分)→丸山→(10分)→西穂高山荘→(30分)→ロープウェイ西穂高口駅
- コース状況
- 積雪・岩稜
- 難易度
-
感想コメント
西穂高岳へ行ってまいりました。
西穂高は冬でも西穂山荘が営業しており、雪山チャレンジの貴重なベースとなっています。
ロープウェイで手軽に稜線近くまで上がることができます。
40分ほどで、ロープウェイ西穂高口駅から西穂山荘まで上がります。
西穂山荘の周りも200cm超の積雪があり、巨大な雪だるまがお出迎えしてくれます。
ここからが本格的な雪山登山となります。
丸山までは気軽な雪上ハイキングが続きます。
焼岳方面を振り返れば、遠く霞がかかった風景が。
あいにくこの日は晴天ではあるものの、強風が吹き、西穂高岳方面を見ると風によって雪煙が渦を巻くように流れていました。
独標直前の雪面登りは、初心者の方には鬼門かもしれません。
結構急ですので、ガイド役の方と行かれるほうが良いと思います。
独標は結構広かったです。
次のピラミッドピークへ向けて、下降します。
今回は雪がついていたものの岩も出ていたので、アイゼンで楽に降りることができました。
ピラミッドピークまでも狭い雪の稜線歩きが多く、注意するべき箇所がたくさんあります。
ピラミッドピークまではそれほど苦労もなく来れましたが、ここでガイドさんに率いられたPTが強風の為撤退していきました。
ピラミッドピークから下降した先で、崖ギリギリに張り付いた雪面を下るポイントがあります。
雪の付き方、緩み具合によってはかなり危ないと思いました。
そこから先も気を抜けないポイントが多く、十分注意する必要があります。
特に西穂高岳頂上直下の雪面は急斜面で、ここは場合によってはロープを出したほうがよいかと思います。
岩稜帯を登れるか?と少し試してみたものの、岩がかなり脆く、取りつきの岩をつかんだ瞬間抜けるような状態でした。
頂上からは、奥穂、前穂、槍、遠く焼岳、笠ヶ岳まで見通すことができました。
頂上は狭く、写真撮影で転落などはしないようご注意ください。
今回は風は強かったものの晴天に恵まれ、大変ラッキー!。
真っ白な穂高の山々と真っ青な空に抱かれ、これぞ雪山登山!という感じでした。
いつか厳冬期の槍の頂上を踏みたいと改めて思いました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。