九州の山を走る~②霧島連峰の主峰韓国岳をトレイルランニング

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年03月28日 (金)~2014年03月28日 (金)
メンバー
天候
☀晴れ
コースタイム
韓国岳登山口(30分)八合目(6分)韓国岳山頂(3分)獅子戸岳へ向かう登山道の入山規制線(3分)韓国岳山頂(20分)韓国岳避難小屋(40分)大浪池休憩所(20分)えびの高原へ向かう登山道の分岐点(25分)県道(15分)韓国岳登山口
コース状況
 登山口からいきなりの急登。火山群の山なので岩がごろごろ。足元に気をつけて慎重に、しかしグングンと高度を上げていきましょう。一方火山のため木々は少なく、背丈モ低いので眺望は常によいです。上部へ行くほど道はなだらかになり走りやすくなります。山頂はとにかく広く、北側はスパッと切れ落ちた火口。真っ逆さまに100mほどの高度差はあり要注意。しかしこの火口は見ものです。南側は溶岩が階段状になっており数百人は腰かけて休憩できそうです。

 獅子戸岳、新燃岳方面は入山規制中。2011年、新燃岳の噴火活動が活発になり半径2kmは入れません。韓国岳からその地点まで行ってみようと思いましたが、ほんの2~3分走ったところで注意喚起の標識と規制線が張られていました。しっかり眺めるだけにしましょう。

 大浪池までは一気に大展望のなかを下って行くきます。階段の木道が敷かれており歩きやすいです。走る場合は一歩一歩スピードを殺していきます。大浪池周回路はずっと形の悪い石畳。歩きにくいせいか石を外して轍がついているが植生を傷めないようなるべく石の上を走りましょう。次の一足を瞬時に見定めながら走るよい練習になります。火口湖なので淵の上部を行くので眺望はよく韓国岳の眺めも最高!やはり時々池を見下ろせる北側はスパッと切れ落ちており要注意です。

 大浪池からえびの高原への道は一転して樹林帯のぬかるみ。泥だらけになること必至。しかし、終始道は整備されており、走りながら赤布を見落とさないように進みます。県道に出たらエコミュージアムセンターを経由して韓国岳を右に望みながら車道上を戻ります。
難易度
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感想コメント

 天気予報が晴れに変わったので、急遽計画。三日前の甑岳でこの山容をある程度把握できたので一気に制覇へのモチベーションが上がった。

 『韓国岳登山口』前の駐車スペースは数台分しかないので、土日は県道1号を車で2~3分下がったところにあるエコミュージアムセンターの有料駐車場に停めるのがよいでしょう。

 今回はまたしてもトレイルランニングでアタックしましたが、火山特有の岩場が多く、気持ちよく走れるという感じではありません。しかし、道は終始よく整備され、平日でも登山者が多く、人気の山であることがうかがえます。

 残念なことに、韓国岳から大浪池へ下る道は階段状の木道が続くのですが、ストックの石突きでボコボコに傷ついていました((+_+))。先にはラバーキャップを装着して使用したいものです。植生と木道の保護のためにも。

 下山後は『えびの高原荘』の温泉に入浴しました。露天風呂から韓国岳が望めます。霧島連峰は何処からでも韓国岳が望め、常にテンションを保ちながら走れる刺激的なトレイルです。

フォトギャラリー

最終盤。韓国岳を右に見ながら車道を走る。

韓国岳登山口前の駐車スペース。

登山口。

中腹まで登って振り返ると三日前に登った甑岳が。

眺望は開け、道もなだらかに。

一気に山頂へ。大展望が!!

火口はスパッと切れ落ちており要注意。

2~3分進むと新燃岳が望める地点へ。ご覧のとおり入山規制中です。

大浪池へと下ります。

木道上を気持ちよく下ります。

下ったところにある韓国岳避難小屋。

大浪池の周回路に入り振り返ると韓国岳。

ラン♪

ランラン♪♪

大浪池の全容です。

そしてここからも韓国岳が。

周回路終盤。またしてもここからも韓国岳。

えびの高原への道は悪路に変わります。

傾いてきた陽をパチリ。

県道へ向けて速度を上げていきます。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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