福岡県東区 立花山(367.1m)・三日月山(272m) 縦走登山
- 投稿者
-
酒井 健
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2014年04月07日 (月)~
- メンバー
- 福岡パルコ店 酒井
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 登山口<15分>立花山大クス<20分>立花山山頂<30分>三日月山山頂<30分>登山口
- コース状況
- 道は整備されていて道標も適度にしっかりあるので迷うことはないと思います。
- 難易度
感想コメント
西鉄新宮駅からコミュニティーバス“山ライズ(サンライズ)線”佐屋方面行きに乗り“立花小前バス停”で下車。ちょっと道が混んでいて約30分掛ったが、「本来ならもう少し早いんだけどね」とバスの運転手さんが言っていた。バス停から県道山田新宮線を久山方面に歩く。“カゴノキ(県指定天然記念物)”のある六所神社を過ぎると「ようこそ立花山へ」の看板がでてくる。反対側に渡り、細い路地を上がっていく。梅岳寺を過ぎて左、右、左、右と看板伝いにコンクリート歩くのだが、これがなかなかの傾斜。登りきったところでようやく登山口。羽織っていたウインドブレーカーをここで脱ぎ、出発。
登り始めてほんの数分で“修験坊の滝”と“一本杉”の分岐。今回の目的に最短で向かうため“修験坊の滝”ルートを選択。分岐から数分でルート名になっている“修験坊の滝”が現れる。この日はそんなに多くはないもののしかっりと確認ができた(水量が少ない時は分かりにくい場合もあるらしいので分岐からは常に左側を見ていてほしい)。滝を通過し、さらに登っていくと分岐に出る。今回の目的である“クスノキ原生林”は左だ。早速物凄い太いクスノキが出迎えてくれる。いや~スゴイ。実際目の前で見るとド迫力。枝分かれしている枝の太さがもはや枝じゃない。十分に一本の木として成り立つ太さがある。これに関心していると「これじゃないよ」と嫁。もう少し下ったところに「立花山大クス」の看板とともに圧倒的な存在感でボス登場。
“森の巨人たち100選”に選ばれているこの大クスは、幹周785m、樹高30m、樹齢推定300歳以上だとか。ふと考えた。今から300年前の日本といえば江戸時代も真っ盛り。そんな時に大地に根を張ったこのクスノキは、江戸時代・明治・大正・昭和・平成と変わりゆく時代の中を、そして戦争や天災にも負けず、着実に成長を重ね今に至っている。そして今もなお生きているこの大クスにはロマンを感じれずにはいられない。
大先輩に向かって大変失礼だが一言言いたい。あんたすげぇよ。
想像以上に感激をした今回の対面。もう満足この上ない。さてあとは下るだけ・・って、オイオイ。まだ歩き始めて約30分。山頂にも行ってなかったことを思い出し、分岐に戻って今度は“立花山山頂”方面に向かう。数分で“立花山ルート”と合流。ここから屏風岩、古井戸、夫婦杉を通り、“松尾・白岳”の分岐を過ぎて一つ目の山頂である“立花山(367.1m)”に到着。山頂は広く、福岡市街地の眺望も素晴らしい。
ここでお昼でもよかったがそんなに遠くはないということでここでは行動食で済ませ次に向かう。
山頂から、下り“三日月山”の道標に従って進む。クスノキやカゴノキなどの巨樹が多く、形も様々。歩きながら気になった木を見つけてはお互いに話をするので全く会話が成立しないこともちらほら。途中に“三日月立花山の四季”という登山者から寄せられている花の写真の掲示板で足を止める。その中には花の写真だけではなくイノシシが登山道を横切っている写真もあった。いるのか。是非会ってみたい。
ひとしきり閲覧をし、広くて歩きやすい登山道をまた歩き始め、腹の虫が鳴き出した頃に分岐に着く。ここを左に登っていく。距離は短いがそこそこ急登。“山頂まで60m”の道標を過ぎ、もうひと踏ん張りしたところで二つ目の山頂“三日月山(272m)”に到着。ここも広くて展望がいい。そしてちょっと遅めの昼食。
山頂でゆっくりと過ごして下山開始。まず分岐まで戻り、“下原・香椎”方面に30分程下ると車道に出る。道なりに進み、県道に出たところで右に曲がるとバス停に着く。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。