富嶽縦走その⑩~お伊勢山 with 岩殿山~
- 投稿者
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浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2014年04月10日 (木)~2014年04月10日 (木)
- メンバー
- 天候
- 晴れ・南風強し
- コースタイム
- JR大月駅→(13分)→岩殿山登山口→(30分)→岩殿山山頂→(30分)→稚児落し→(25分)→浅利地区→(15分)→子安宮沢神社→(40分)→お伊勢山登山口→(5分)→お伊勢山山頂→(15分)→真木地区→(45分)→JR初狩駅
- コース状況
- 特になし。
- 難易度
感想コメント
今月の初めに桜を見に行って「時期尚早であったか・・・」と盛大に外したのでもう一度行ってみた。
この日は最高気温24℃予報。大月駅に立った瞬間から、そうなるような日差しを感じ、プランBに変更。本来は前回と同じく、花咲山を経由しようかと思っていたのだが、この暑さで藪漕ぎとか拷問以外の何物でもないので、もの凄く遠回りだけど街道歩きをしつつ、目的地のお伊勢山まで行くことに。
大月駅から見えるけど、岩殿山の中腹にある岩殿城跡公園が桜色になっている。これはもう確実にビンゴ。登山口では早速、桜を撮りにきた写真家の方々とすれ違う。前回とは人数からして違う。
公園の入り口からすでに桜並木。うほ、良い桜!
あっちにも桜、こっちにも桜。満開だ。みるみるうちにテンションが大変なことに。お、落ちつけ。そうだ、綺麗な桜の下には死体が埋まっているという話ではないか(江戸時代の噂話)。夥しい数だ。そう思え!
・・・・冷静になった。近年稀に見るほどに。悲しいけど、みんなソメイヨシノなのよね。町中と一緒。
そして稚児落しへ。ツツジも咲き始めていて、道中も華やかである。いきなりガサガサッと音がするのは、日向ぼっこしていたトカゲ。驚かせてごめんよ。
この日は逆回り(稚児落し→岩殿山ルート)の人が多かった。岩場を逆回りするので結構なスリルなはずだが、皆タフである。
稚児落しで軽食を採り、浅利地区へ一気に駆け下りる。ここからが街道歩きである。子安宮沢神社まで北上し、そこから西へ。花咲山の北方を弧を描くようにグルッと行く。ツライ。ところどころに桜が出現するが、標高570m付近を過ぎると、その数は一気に増す。建物も。しかし凄い数だ(桜が)。
老人養護施設を過ぎる頃、左手に坂道が出てくる。あ、そう言えばお伊勢山に行くんだっけ(あまりに長いコンクリ歩きにすっかり気分は下山モードだった)。
坂の入り口から1分。いきなり桜に囲まれた。何この数!?桜並木とかそんな生易しいものじゃない。桜林だ!強い南風に煽られて、花びらが吹雪いている。周りには誰も居ない。て、テンションがまた大変なことになるっ。
坂の入り口から5分で、秀麗富嶽十二景第八番・お伊勢山山頂に到着。芝生である。気持ち良い踏み心地。寝てしまいたい。けど、すぐ隣は墓地なんで迷惑かけると不味い。よって自粛。墓地が無ければ間違いなく寝ていた。なんにせよ、これで八番山頂はコンプリート。山頂で見つけた、秀麗富嶽神社にお祈りする。残りも無事に完登出来ますように。
そして桜林を突っ切る。また変な感じになってきた。落ちつけ。もう目的は達したんだ。冷静になれ。さっきと同じく、桜の噂を思い出せ!これで冷静に・・・
なれない!なんだこの数!人工的なんだろうけど、これだけの数ならそんなこともう関係ないもんね。凄い凄い。花見とかしちゃいたいもん。
突っ切った先は神社の境内に続いていて、その先を行けば稜線の末端に出て行く。あ、やっぱりお花見している!良いなぁ・・・。でも帰らなきゃだよ。
境内から参道へ出て、九十九折りに下って行く。麓まで出たら、南へ進んで甲州街道へ。もう後はひたすら歩くだけだ。初狩駅まで歩いたが、流石に精神的疲労が・・。
今回で秀麗富嶽十二景、全19座のうち、18座まできた。残すは1座。秀麗富嶽の中でも異端と呼ばれる山(ネットでね?)、奈良倉山だ。4月の第二土曜からバスが運行するので、機会を見つけて行こうと思う。
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