『残雪の槍ヶ岳…手前まで』(北アルプス)

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投稿者
山本 豊
日程
2014年05月01日 (木)~2014年05月03日 (土)
メンバー
イオンタウン姫路店 北村
webプラス店 山本
天候
1日目曇り後雨、2日目晴れ、3日目晴れのち曇り
コースタイム
1日目 上高地(180分)~横尾(120分)~槍沢ロッジ(テント場)
2日目 槍沢ロッジ(360分)~槍ヶ岳山荘
3日目 槍ヶ岳山荘(240分)横尾(180分)上高地
コース状況
上高地~横尾は歩きやすい道が続きます。
上高地~槍沢ロッジは落石箇所もあり注意が必要です。
槍沢ロッジ~槍ヶ岳山荘は雪崩後がありました。
難易度
Google Map

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感想コメント

残雪の槍ヶ岳(…手前まで)に行ってきました。

1日目は上高地からババ平のテント場を目指します。
横尾までは雪もなく穂高の山々を見ながら快適なトッレキングが楽しめました。
横尾からは徐々に雪が出てきました。落石箇所もあり注意が必要です。
当初はババ平でテントを張る予定でしたがババ平のトイレ等が準備中の為、槍沢ロッジのすぐ上にテントをはらせて頂けました。
夕方から雨が降りこの雨が槍ヶ岳山頂では雪だったようです。

2日目は槍沢をつめ、槍ヶ岳山荘を目指します。登りだしてすぐに雪崩の跡があり嫌な予感が…。
登りが続くルートの為、槍ヶ岳が見えるまではテント泊の装備がこたえ、8時頃から雪も柔らかくなりはじめ苦戦しましたが槍ヶ岳が見えてくると、すこしづつ高度をあげ槍ヶ岳に近づいていく楽しさがありました。
槍ヶ岳山荘手前の最後の急登を登り始めた時、上からスキーの方が滑り始めた瞬間、表層雪崩がおき、私の上を登っていた方が10mほど流され、幸い埋まることはなかったですが、脚を痛めました。その場で30分ほど休むと足も動くようになりスキーの方も一緒に小屋まで上がりました。3日目の下りでお会いした時には元気そうで安心しました。
槍ヶ岳は前日の雪がびっしり付き、日も照ってグズグズの為、登頂はあきらめ岩陰にテントを張りのんびりしました。

3日目は日の出前に起き、日の出をまっていると、槍ヶ岳の横から朝日が昇り最高の景色が見れました。雪もしまっていたため、山頂に登りたい誘惑にかられましたがハーネス・ロープを持ってきていなかったため断念しました。ハーネス・ロープがあっても私には難易度が高かったと思います。早朝に登ろうとした方々も雪の傾斜が続く手前でひきかえされていました。

フォトギャラリー

朝焼けの槍ヶ岳。登頂はできませんでしたがこの景色が見れただけで大満足です。

1日目スタート。上高地からババ平を目指します。横尾までは雪もなく快適なトレッキングでした。

横尾に到着。まだ快晴。

横尾からは雪が出てきます。

雲行きが怪しくなり始めました。

槍沢ロッジに到着。ここで雨に。

ババ平のテント場が準備中の為、ロッジのすぐ上にテントを張らせていただきました。

2日目スタート。槍沢ロッジから槍ヶ岳山荘を目指します。

雪崩の後。沢すじのルートの為、このあとも雪崩の後がたくさんありました。

まだまだ平坦な道ですが。

ババ平

ババ平から斜度がきつくなってきます。

やっと槍が見えました。足元がグズグズで苦戦します。

ふりかえるとこの景色。

槍ヶ岳山荘が見えてきました。このあたりが表層雪崩があった最後の急登です。

槍ヶ岳山荘に到着。前日の雨がここでは雪に。

雪のついた槍ヶ岳。

写真の中央から始まる雪が核心でしょうか。すぐにグズグズになるため、登頂はあきらめました。

3000mの我が家。

夕焼けと新月も綺麗でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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