鈴鹿 白滝谷遡行 ~ 心癒される小さな佳渓を辿る (ハト峰北西面 神崎川支流)
- 投稿者
-
伊藤 岳彦
横浜西口店
- 日程
- 2014年05月23日 (金)~
- メンバー
- 単独行
- 天候
- 曇
- コースタイム
- R421神崎橋ゲート(80分)神崎川本流入渓点(25分)白滝谷出合(120分) ハト峰下登山道で遡行終了(40分)白滝谷出合(80分)R421神崎橋ゲート
- コース状況
- ■ 神崎川林道 … 車両通行止め。入口にゲート。奥は落石多くあります。
■ 駐車スペース … ゲート脇に3台ほど。三重県側に少し坂を上ったチェーン着脱場も停められそうです。
■ 林道からの下降路 … 赤布はあるものの、あまり一般的とは言えません。
■ 白滝谷出合 … 登山道はありますが、平水で膝くらいの本流渡渉。
- 難易度
感想コメント
鈴鹿山脈の御在所岳と雨乞岳を源とする神崎(かんざき)川は愛知(えち)川渓谷の名称で親しまれている一大渓流で、水量豊富な真夏の人気スポットです。
その神崎川中流の一支流である「白滝谷」は、鈴鹿山脈中部のハト峰より西走する小さな渓で、特に困難な場所もなく気楽な沢歩きが楽しめる入門ルートといっても差し支えないでしょう。
中流部に白滝や赤ナメといったハイライトもあり、比較的容易に鈴鹿独特の美しい渓趣を堪能できるルートとして、初めての沢登りにもオススメです。
アプローチがやや長いものの、沢と並行して登山道があることも安心感を与えてくれます。
今回は今夏何度か訪れることになるであろう神崎川の全体像を把握しておくべく、比較的気楽な沢歩きが楽しめる白滝谷を訪れました。
さすがにまだ5月、豊富な水量で知られる神崎川本流支流でどっぷりと水に浸かる気にはなれないので、雰囲気を味わい、地形をしっかり把握することを目的としました。
白滝谷遡行のみを目的とするならば、ハト峰の東南にある朝明渓谷から稜線を越えて入渓することもできそうです。
「鈴鹿の上高地」とも古くから言われているらしい(!?)神崎川。
梓川をイメージして神崎川林道を歩き始めましたが、上高地らしい趣とは全く異なり、むしろ大菩薩嶺北面の多摩川支流「泉水谷」を彷彿とさせるとても山深い谷で、鮮やかな新緑に彩られる渓谷美がとても印象的でした。
初めて知る鈴鹿の山深さに感銘を受けながら、心癒される渓の美しさを謳歌する充実の一日となりました。
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