青空と白雪と岩 残雪の木曽駒ヶ岳

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年05月19日 (月)~2014年05月19日 (月)
メンバー
天候
晴天
コースタイム
ロープウェイ千畳敷駅(45分)→乗越浄土(30分)→中岳(30分)→木曽駒ヶ岳2956M山頂(20分)→
中岳(45分)→宝剣岳(20分)→乗越浄土(30分)→ロープウェイ千畳敷駅(25分)→極楽平(10分)→
ロープウェイ千畳敷駅

*下山時、所々で尻セードで滑り降りたため、通常タイムより短縮。
コース状況
千畳敷カールでは、スキー滑走が出来るほどの積雪量。
厳冬季ほどのしまりはあまりなく、雪融けが進んでる緩い雪質。
アイゼン、ピッケルなど冬山装備必須。
雪崩もこの雪融け時期は起こり得るので、山岳ヘルメットもあるとよいです。

宝剣岳→うっすらトレースはありましたがこの日、乗越浄土側から登ったのは私だけだと思います。
鎖場は雪から顔出してます。行かれる方は必ずヘルメット着用してください。
難易度
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感想コメント

厳冬期に行ってみたかった木曽駒ケ岳、なかなか予定調整つかず冬は断念。でもまだ5月中は雪を楽しく感じる事ができます。
スキーヤー、ボーダーもまだ賑わってます。宝剣岳方面からの滑走跡が目立ちました。

駒ヶ根市に前夜入りして始発の8時ロープウェイで一気に2640Mまで!通年運行なのが心強い。
手軽に高い場所まで行けるせいか、観光客なのか登山目的なのかわからないような軽装備の方々も目立ちました。
天気が荒れると一気に厳冬期に戻ります。
入山される際にはどうか装備を見直して下さい。10、12本爪アイゼンやマウンテンブーツ、ピッケル、ヘルメットなど、持参して下さい。
雪が緩み始めてからの滑落や雪崩は本当に怖いのでまだ冬構えで挑んで下さい。
この日は天候に恵まれ、行動中はウール長袖シャツとフリースで。山頂でご飯中は冬用の薄地でライトな感覚のノースフェイスのSTARLIGHT JKTを羽織って心地よかったです。


木曽駒ケ岳、展望抜群の大パノラマです!我がホーム雄大な木曽御嶽山(ひと昔、木曽御嶽山の山小屋でバイトしてました。)が、目と鼻の先!感無量です。木曽御嶽山にはまた今年、里帰り登山を誓いました山頂にて。
富士山、北アルプス南アルプスなど主峰たちが迫ってくるような迫力の眺めです。

あと、意外だ!と思ったのが木曽駒ケ岳山頂にて虫が辺りをブンブン飛び回っていました。
残雪の高山でももう虫対策も必要なようです。

長野県木曽山域は山もハイキングコースも滝も沢山あって、お勧めスポットです。

フォトギャラリー

有名な千畳敷カール独占中!雪が緩み時、雪崩も警戒してヘルメット着用。

南アルプス、富士山方面ズームアップ。早朝は写真最適時間。

硬くはない雪質。乗越浄土までこの冬道登り結構しんどいです。

おおー!自然の造形美!

すり鉢状のカールを登り乗越浄土に着いたら山小屋まだ雪の中。

伊那前岳への稜線に見とれる。

左手、木曽御嶽山を眺めながら中岳から頂上山荘まで慎重に下って登り返す。

木曽御嶽山バックに兄弟・木曽駒ケ岳山頂!微風だったのでこの装備で程良い。

頂上木曽小屋と木曽前岳の後方にドーンと木曽御嶽山。裾野が広い雄大な独立峰です。

雪尻と後光のような雲と木曽御嶽山に圧倒される静かな時間。

微風なので久々に高山でお湯沸かしてガッツリ食す。

山頂から頂上山荘まで下山は尻セードで楽しみ、中岳まで戻って次はー、

行きますか!宝剣岳!

迫力満点。ここを行く際は装備を見直しましょう。通年、滑落事故多発ゾーンです。

崖に挟まれてのスリル感な急登を終えて鎖場と岩が顔を出す。

ヒヤヒヤしながら、宝剣岳山頂。狭い山頂なのであまり長居せず下山。

わー!下山するのが名残惜しい島田娘、三の沢岳方面の絶景。

ここのトラバースが一番、引き締まりました。

乗越浄土にて、午後になると一気に雪解けが進み川のように登山道を流れる。

千畳敷カール、途中から尻セードで。木曽駒ケ岳はまだ冬装備が安全です。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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