裏銀座縦走前編~薬師岳、黒部五郎岳

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2014年08月11日 (月)~2014年08月12日 (火)
メンバー
天候
コースタイム
折立ヒュッテ(390分)太郎平小屋(20分)薬師峠キャンプ場(170分)薬師岳(120分)薬師峠キャンプ場(20分)太郎山(115分)北ノ俣岳(170分)黒部五郎岳(100分)黒部五郎キャンプ場
コース状況
難易度
Google Map

より大きな地図で 薬師 を表示
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

4日間北アルプスの裏銀座をぐるりとまわりました★
前夜発、折立の登山口に車で向かったのですが、ゲートが開いておらず富山までまわることになり、出発が遅れてしまいました。
(ゲートは6時に開門、調べ忘れていました…)
折立に到着、歩き始めたのは9時。駐車場は30台ほどとめられそうですが、お盆休みということでいっぱいでした。
薬師岳登山口から入り、分岐点の太郎平小屋までは特に危険個所、急登はありません。
太郎平小屋から薬師峠キャンプ場までは20分程、木道を歩き、下り、テン場が見えてきます。受付は14時~テン場で行われます。
水が豊富で困ることがありません。
昼過ぎに到着、昼寝をして、夕飯を食べ、18時には就寝…
翌日1時に起床、2時に出発。
薬師峠キャンプ場から30分ほど足場の悪い所を登りますが、その先薬師岳山荘までは展望もひらけて歩きやすいです。頂上までは40分ほどガレ場を登ります。
この日は雲の合間から満月と日の出を拝むことができました。
朝方気温は5度以上ありますが、風が強いためレインウェアだけで留まるのはとても寒い…早々に下山。
テン場に戻り朝食を食べ、テント撤収。
7時半に2座目に向けて歩き始めます。
テント撤収時から雨が降り出し、太郎山を越えるとさえぎるものが何もなくなり、強い雨風に打たれながら進みました。稜線はとても美しく、登ってきた薬師岳、雲ノ平、鷲羽、水晶、その奥に立山。右手には笠ヶ岳、正面は三俣蓮華岳。景色はばっちりなのですがこの暴風雨…
黒部五郎山頂までは危険個所はありません。晴れていれば気持ちのいいコースです。
黒部五郎の肩を通り山頂へ。風が強く、身を低くして写真撮影、下山。
下山コースは肩まで戻り下の登山道を歩くか、このまま三俣蓮華を眺めながらの稜線コースか。稜線コースの方がコースタイムが短いためこちらを選びました。しかし安易な考えでした~((+_+))
大きな岩がゴロゴロ…登ったり下ったり10時間歩いた足にはこたえました。
黒部五郎キャンプ場に着いたのは午後5時過ぎ。遅すぎますね。
ここでまさかの天気回復!濡れたウェアとテントをひろげて今日の行程を振り返りながら乾杯!
この悪天候で低体温症になった登山者やテントを諦めた人がたくさん小屋に駆け込んだそうです。
おかげで遅い到着にもかかわらず、いい場所にテントが張れました♪
テン場と小屋は5分ほどの位置にあり、水はテン場で調達可能。トイレは小屋へ。
正面の笠ヶ岳が夕陽に染まるのを見届けて就寝。
1日で2座、計画通りとることはできましたが、このコースは途中でエスケープしにくいので、自分の体力をよく理解し行動しなければいけません。
稜線歩きなので隠れる場所もなく、直射日光による熱中症や落雷の危険性もあります。万が一のための準備も慎重に行わなければなりません。
無事にたどり着いてよかった!
明日も1時起床2時出発。

裏銀座縦走後編へつづく★

フォトギャラリー

折立に車を停め、薬師岳登山口より出発。早朝小雨が降ったようです。お盆なので平日でも賑わってます。

有峰湖を背に長くて緩やかな登りを歩きます。

コースタイムよりうんと早く太郎平へ到着

ここから皆さんあっちこっち別れて行きます。私たちは薬師岳方面へ。

薬師峠キャンプ場、受付もここで。14時に到着、17時に就寝…

夜中2時に出発、気温9度、暖かい。

日の出前に薬師岳山頂に到着。気温5度、強風、岩陰に避難。

スーパームーンのタイミングで来ました。雲から出たり隠れたり。

ご来光は雲の合間からチラリチラリ。私はうまく撮影できず(T^T)

テントを撤収し、太郎山を経て2座目を目指します。

北ノ俣岳、折立手前にここへ登る登山口があります。

早朝雲の中にいた薬師岳

いよいよ黒部五郎へ。ひどい雨風です~

黒部五郎の肩

山頂!達成感より疲労が…そして暴風雨。

肩に戻り下から行くか悩みましたが、稜線コースを選びました。いや~大変でした(笑)

明日の1座目、三俣蓮華。キレイに3つ俣。

黒部五郎キャンプ場に着く頃にはまさかの天気回復。登山者は小屋に避難した人が多くテン場は空いてました。

笠ヶ岳がくっきり。お疲れさまでした、裏銀座縦走後編へ続く。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部