ついに行けた鹿島槍ヶ岳!(長野県)
- 投稿者
-
浅見 直紀
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2014年09月03日 (水)~2014年09月04日 (木)
- メンバー
- 町田店 藤澤
- 天候
- 晴れのち曇り
- コースタイム
- 1日目
扇沢→(235分)→種池山荘→(40分)→爺ヶ岳南峰→(60分)→冷池山荘→(120分)→鹿島槍ヶ岳南峰→(70分)→冷池山荘
2日目
冷池山荘→(10分)→冷乗越→(45分)→高千穂平→(75分)→西俣出合→(50分)→大冷橋
- コース状況
- 赤岩尾根を下降する場合、雨は勿論、朝露やガスによる濡れで滑らないように注意。
- 難易度
感想コメント
学生時代から狙っていた山に漸く行けた。嬉しいものだ。そして有り難い。この行程の後は崩れる一方なので、日付が少しでもずれたらと思うと冷や汗ものである。これも日頃の行い・・ゲフンゲフン。
新宿のバスターミナルで、「ヘルメットと見覚えのあるザックを背負った人達が居るなァ」とか思っていたら、なんと銀座店の吉田店長始め、大人女子登山部でお馴染みのなっちゃんこと野澤さん、瑞穂店の田頭さん、東久留米店の高畠さんであった。ビックリである。聞けば行先も同じという。驚愕である。更に、座席も通路挟んで隣。仰天であった。ビール御馳走様でした。その上、前の座席は我がららぽーと横浜店の常連様であった。狭い!世界が狭過ぎる!
扇沢で準備をしていると、先に吉田店長ご一行は進んでいった。こっちはこっちでのんびり行くんだい。でも天気は気になるんだなー。
相方の藤澤さんがバスで眠れなかったらしく、辛そうだ。休む度に寝入っている。柏原新道の途中でブッシュがガサガサ言いだした時には、「熊!?熊なのここで!?」とか思って緊張したが、突然飛び出して来たのは猿だった。群れだから異様に大きくガサガサ言っていただけ。やられましたわ。
種池山荘に着いて休憩した後、爺ヶ岳を目指す。この山は、南・中・北と三つのピークに分かれていて、それらを繋ぐのは見事なスカイライン。アルペンな雰囲気がたまらんです。日差しも気持ち良い。明日以降は天気が崩れるという予報のため、今日中に鹿島槍を踏んでしまいたかった。で、焦ったのか、三角点があるのは中峰だというのに南峰に登ってしまったため、鹿島槍のことを考えて中峰と北峰は割愛した。
宿泊予定の冷池山荘に荷物をデポし、鹿島槍ヶ岳を目指す。時刻は遅めで、小屋に向かう人(つまりはすれ違う人)しか居ない。静かな闘いである。じっくりとガレた道を進み、立ったのである。遂に鹿島槍ヶ岳南峰に来た。
鹿島槍ヶ岳は典型的な双耳峰で、北峰は八峰キレットへの入口にあたるから、今回はそもそも行かないことにしていた。一体吉田店長ご一行は何時にここを通過したのだろう。結局、道中一回も見かけなかった。とか思っていると、風がいよいよ冷たく感じられたので、ジャケットを羽織ってそそくさと帰った。
小屋では自炊室にて、宿泊のお客様から“まぁ飲んでみてよ”と、お酒を頂いた。グイッとあおる。あー・・・成程。
バーボン・・・だと?
激烈に強力なアルコールと疲れも相まって、大部屋で10人も居たにも関わらず気絶したかのように眠った。この場を借りて、改めてお礼を。ご馳走様でした。
翌日、小屋からは雲海と日の出が見られた。しかし、鹿島槍方面はガスで見えない。前日に登って良かったー。これで登ることになったら精神へのダメージが致命的ですよ?
帰りは赤岩尾根を下る。上部は細いガレた尾根。朝露とガスで滑る!高千穂平から先は樹林帯だが、ここも苔が生える一歩手前な感じの木製梯子や、金属階段が連続したりして、油断するとツルっといく。何回も滑った。木の梯子とは言え、ヌルヌルしちゃマズイと思うんだ。
西俣出会の堤防トンネルを抜けると、林道である。後はダラダラと大冷橋まで歩くだけ。途中、ドコモだけが電波が通じるポイントがある。ちなみにこの林道は、大雨の後は落石と土砂に注意が必要な場所。本当に今回はラッキーであった。大冷橋からはタクシーで大町温泉へ直行した。
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