コマクサの咲く南八ヶ岳縦走【阿弥陀岳~赤岳~横岳~硫黄岳】

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2010年07月26日 (月)~2010年07月27日 (火)
メンバー
天候
26日:晴れのち曇(夕方:雨&落雷)  27日:曇のち晴れ
コースタイム
7月26日
美濃戸口=(2:00)=御小屋山=(3:10)=阿弥陀岳=(1:50)=赤岳
歩行時間 7:00 行動時間 8:20(休憩含む)
7月27日
赤岳=(1:45)=横岳=(1:00)=硫黄岳=(1:00)=赤岳鉱泉=(1:15)=美濃戸=(0:35)=美濃戸口
歩行時間 5:35 行動時間 6:20(休憩含む)
コース状況
【登山口】
大型駐車場あります(500円/日)
八ヶ岳山荘にチップ制トイレあります(100円)
飲食・入浴も可能(入浴500円)

【美濃戸口~御小屋山】
しばらくは別荘地の中の舗装道路を歩きます。
登山道はなだらかな樹林帯の中の道です。
ヤマホタルブクロ・イチヤクソウ・シャクナゲなどが咲いていました。

【御小屋山~阿弥陀岳】
不動清水で水が汲めます。冷たくて美味しい!水量は多くはありません。
不動清水付近まではなだらかな尾根道です。
不動清水あたりから傾斜が急になり、岩場が出てくると展望が開けます。
途中、ザレた滑りやすい道や段差の大きいところもあります。
阿弥陀岳直下には岩壁や梯子もあります。
阿弥陀岳山頂は広く、360度の展望!

【阿弥陀岳~赤岳】
阿弥陀岳からの急な下り、中岳の登り返し、赤岳の急登とアップダウンを繰り返します。
鎖場もあります。
この辺りの礫地からコマクサが見れます。
チシマギキョウ・ミヤマダイコンソウなどが咲いています。
赤岳山頂も360度の展望です。

【赤岳~硫黄岳】
岩場の縦走路で鎖場や鎖伝いのトラバース箇所もありますが、特に危険な感じではありません。
横岳を過ぎた斜面にコマクサの群生地があります。
硫黄岳周辺はひらけた場所なのでガス等視界が悪い時は道を見失わないよう注意が必要です。

【硫黄岳~赤岳鉱泉】
樹林帯の急な下りになります。
赤岳鉱泉でチップ制トイレあります。非常に綺麗でした。

【赤岳鉱泉~美濃戸口】
緩やかな沢沿いの道になります。
増水時は注意が必要。
堰堤広場以降は林道歩きになります。
美濃戸には駐車場があり、車が通りますので気をつけましょう。
Google Map

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感想コメント

夏山ベストシーズンの南八ヶ岳プチ縦走。
登りの御小屋尾根ルートは人が少なく静かな山歩きが楽しめます。
ただし、赤岳頂上まで山小屋はなく、阿弥陀岳までの急登、赤岳までのアップダウンと南沢ルートに比べると少々ハードになります。
当日、15:30過ぎに赤岳頂上小屋に到着しましたが、そのすぐ後に夕立があり、落雷もありました。前日にも同じように夕立・落雷があったようです。
山の天気は不安定なので、余裕を持った早めの行動が必要ですね。

雨のため夕日は拝めませんでしたが、御来光はしっかり見れました♪
稜線を乗越していく雲も見ごたえがありました。
時間と共に稜線を流れる雲も切れてきたので出発!
横岳あたりまではガスにまかれながらでしたが、硫黄岳に着くまでにはほぼ快晴!

雲が多くて北アルプスや中央アルプスの姿は見れませんでしたが、南アルプスや富士山、秩父方面と360度の展望を楽しみながらの稜線歩きになります。
コマクサの群生地も満開!今が見頃です!
その他、高山植物もたくさん咲いていました。

フォトギャラリー

赤岳山頂にて御来光!今回も素晴らしい御来光が見れました(^^)

稜線を乗越す雲に朝日があたって見事でした。

美濃戸からスタート。登山口にある八ヶ岳山荘です。

展望の開けたところから南アルプスが見れました。鳳凰・甲斐駒・千丈・鋸

目指す阿弥陀岳の姿が見えました。この先あたりから傾斜が急になります。

樹林帯を抜けて展望が開けました。諏訪湖・中央アルプス方面。雲がかかってなかったら南アルプスから北アルプスまで一望です!

チシマギキョウがいたるところに咲いていました。

ミヤマダイコンソウの黄色もよく映えていました。

樹林帯を抜けてからの登山道はこんな感じ。ザレてます。一部ロープや木の根をつかまないと滑って前に進めない所もあります。

阿弥陀岳到着!目の前に赤岳が見えます。360度の展望です。

タカネツメクサ

赤岳直下から振り返って阿弥陀岳と中岳。

赤岳直下の登りです。急ですが足場はしっかりしています。

赤岳をバックにミヤマシオガマ。

横岳のトラバース箇所。足場はしっかりしています。

コマクサが満開!白いコマクサもありました。

なだらかな山容の硫黄岳です。山頂も広々。火口は迫力です。

硫黄岳から見る赤岳方面。前日に歩いた阿弥陀・中岳の稜線がよく分かります。南アルプスは残念ながら雲の中・・・

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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