幻の早戸大滝

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2011年06月30日 (木)~2011年06月30日 (木)
メンバー
天候
晴れ後にわか雨 雷も
コースタイム
本間橋―(0:25)―伝道―(1:30)-早戸大滝―(0:45)-太礼ノ頭―(0:30)-円山木ノ頭―(0:40)-本間ノ頭―(2:10)-本間橋 
コース状況
危険な箇所が多く、渡渉ポイントが何箇所もあります。ロープを使う場所もあり。また下りの本間ノ頭から本間橋までは非常に道が分かりづらく、赤テープをよく確認しながら進んでください。雨の時はとても滑りやすいです。地図では「初級者の通行不可」と記載されている程。極めつけは、ヒルです。うじゃうじゃと繁殖しているので、帰りは念入りにヒルチェックをしてください。
難易度
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感想コメント

夜な夜な、丹沢の地図を眺めていたら目に付いた早戸大滝。
「名瀑100選」「まぼろしの大滝」の言葉に興味津々に!
しかし<まぼろし>と呼ばれるだけあって、なかなか難易度の高いコース模様。
店の先輩に頼んで連れて行ってもらいました。

渡渉するとは知っていたけれど、案内板の忠告に怖気づきそうになります。
険しい道のり・・・老朽の橋・・・ロープ・・・
渡渉は伝道からすぐに数回、大滝に近づく場所で数回あります。
足場になる岩に飛び乗ることができればいいですが、
それがコワイわたしは、じゃぶじゃぶ水へ入って渡ることに。
GTXの靴にmacpacのゲーターで問題なし!と思いきや、
足首以上の水深では水が靴に流れ入るまま。チャポチャポ・・・
先輩はヒョイと岩から岩へ。わたしはジャブジャブ。


エアリアタイムよりも、大滝への道のりは長いです。
時折現れる小さな標識に救いを感じながら、
心が折れそうになった頃にそれは現れます。

見始めの姿は、中ほどが大きな岩に隠れていて全容が見えません。
さらにロープを使って奥まで進めば、圧巻の光景。
落差50mの大滝。轟々と流れ落ちる水。
すぐ傍まで近づけて、付近は跳ね返りのミストでモイスチャー。
さすが、名瀑100選です。

この日すれ違った登山客は1人。
山奥には秘境の地があるなーと
おむすび頬張りながら、感慨に耽りました。

そして、下山。
ここからは余裕がなくて写真が一枚もありません。
太礼ノ頭から本間ノ頭までは、整備されていて散策気分を味わえますが、
そこから先、迷いやすいと書かれている場所で、しっかりと迷ってしまいました。
いつの間にか、立ち込めている濃霧。まとわりつくヒル達。降り出す大雨。
日が暮れる前には辿り着きたい!焦る気持ちの中、この大雨に気持ちが一転。
お天気雨故に、山の美しい光景を作り出していて、
樹木がキラキラしていました。恵みの雨といった感じ。
そして、「道路が見えた!」との先輩の救いの声。
どうやら、林業の方たちの道へ迷い込んでいたようです。
読図能力が問われます。

一日が長く、滝さえも遠い思い出に感じてしまう下山路でしたが、
様々な状況を経験できて良かったです。

フォトギャラリー

初っ端から現れる土砂崩れ。岩岩を乗り越えていきます。

早くも小さな滝が。清涼感抜群。

怖気づきそうになる案内板。心して進みます。

危うげな丸太橋。正直おっかないです。慎重に!

大きな岩!登りたくなります。

出た!天然プール。水も綺麗です。

ケルン発見。人が通った痕跡に安心します。

道はあっているのか・・・と不安になる頃、小さな看板が。可愛らしい文字に、ほっとします。

またもやボロ!

滝近くの渡渉ポイント。歩けそうなところを探します。

遠くから眺める大滝。ランチタイムの景色です。

大きな岩があるので、全容が見えません。

ここまで近づけます。モイスチャ~♪全体を写せていなくてすみません・・・。

ロープを使う箇所がたくさんありました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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