残雪の荒島岳へ～白山よ、姿を見せてくれ！

投稿者: 好日山荘スタッフ

日程: 2015年04月21日 (火)～2015年04月21日 (火)

メンバー

天候: 曇り

コースタイム: 旧カドハラスキー場駐車場（55分）旧リフト終点（100分）シャクナゲ平（10分）モチガ壁（50分）荒島岳山頂（40分）シャクナゲ平（70分）リフト終点（30分）旧カドハラスキー場駐車場

コース状況: 　この時期に入山するには残雪期特有の注意と装備、技術が必要と思います。

①雪渓、雪壁の歩行。雪が“腐って”おり、しっかりアイゼンを蹴り込む。しっかりピッケルを刺す、ということを面倒臭がらずに行うべきでしょうね。特に「モチガ壁」は斜度がかなり急で滑落の危険があります。アイゼンは12本爪めのもの。登山靴もアイゼンに対応したソールが硬めのしっかりしたモデルがよいです。

②ルートファインディング。地形図、GPSなどを駆使して行うのが良いでしょう。この日は前日が大雨でトレースは完全に消えていましたし、この時期の雪質ではトレースも付きにくいです。また、どんな山でも頼りになる「赤布」、「ピンクテープ」の位置が高く、見落としがちです。なかには5ｍ超の高さのところに付けられているものもありました。事実、我々も行きに気づかなかった赤布を、下山時にいくつも発見しました。豪雪地帯ならではのことでしょう。

　残雪期は基本的に登山道上のルートを取るのがよいと思います。ときどき登山道も出てきており、目印を探しながら歩くほうが安全でしょう。スタートのカドハラスキー場は閉鎖されていますが、リフトの終点（＊支柱のみが建っている）までは旧スキー場コース上なので道はわかりやすいです。大きな石ころが多く歩きづらいですが。

難易度

感想コメント

　石川県金沢市在住時から行きたいと思っていた山でした。3年越しの夢が叶いました。

　トレースも赤布もかなかな発見できず、GPSを忘れてしまった我々はルートがわからずかなり難儀しました。加えて視界は数十メートルしか効かない曇天のなか…。しかし濃いブナ林のなかで赤布を慎重に探しながら、急な雪渓を慎重に登りながら詰めていきました。
　山頂では到着時に一瞬晴れ間が覗いただけであとは終始ガスのなか(+o+) しかし、白山の雪を抱いた雄姿をカメラに収めることができ、満足の下山となりました＼(^o^)／♪

　登山と合わせて、勝山市の『恐竜博物館』、『永平寺』、『越前そば』も堪能した有意義な山旅でした。