奥多摩・水根沢

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2011年08月04日 (木)~2011年08月04日 (木)
メンバー
天候
曇時々晴れ 
コースタイム
10時ちょっと過ぎ水根沢入渓点スタート~13時半円の滝~登山道へ上がる~キャンプ場経由~13時30分水根バス停
コース状況
水根バス停から10分位歩き、キャンプ場のすぐ脇から沢へ。
ここ数日間の雨のわりに沢の水は澄んでいて、水量も心配していたほど増えてはいなかったようです。
水温もそれほど低くないはのですが、釜を通過後は濡れた体から体温が奪われるので曇り空になるとかなり冷えます。
途中、幾つか深めの釜を持つ滝が出てきます。巻き道もありますが、ツルツル滑るので、上級者の方にサポートしてもらいながら慎重に進んでください。あまり高巻きし過ぎると懸垂下降しないと下りれないようなルートになってしまうので注意。
半円の滝から登山道に出るまでの距離は短いですが、足場の土が軟らかいのでズルズル滑ります。
登山道にあたってからは水根バス停への標識に従って下山。
入渓点までのアクセスもよく、水にたっぷり戯れることができる気持ちの良い沢です。
初心者には通過に難儀する場所も幾つかありますので、必ず沢に熟達したリーダー同伴で行きましょう。
難易度
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感想コメント

今回のリーダーは沢登り・クライミングの経験豊富な町田店の鏡内さん。同じく町田店で沢登りの魅力にハマっている丸茂さんをサブリーダーに、ど初心者の私を挟んで出発。

初っ端から積極的に沢の中を進む丸茂さん。と、目の前に最初の滝が出現。
リーダーが最初に見本を見せつつ、かかっていた丸太を上手に利用してひょいっとクリア。
次に丸茂さんも同じようにクリア。そして私の番。
「あれ?」
ま、丸太に手がとどかないっ!
背が低い私は滝の手前で胸まで水に浸かりつつ、足場を探しつつ苦戦。
「滑って足が掛からない!」
顔面半分に激しい水しぶきを受けつつ、流れに流されないように踏ん張りつつ、丸太を掴もうとアップアップ。
結局リーダーにお助け紐を出してもらい何とか通過。
この時点で全身びしょ濡れ。自分の力で進めなかったことで少し不安を感じてしまう。
ちゃんと2人についていけるだろうか?
ここからもちょこちょこと水深のある釜が出てきたり、小滝が出てきたり。
前行く丸茂さんが水深メーターとなり、彼が腰まで浸かるところは胸まで浸かる覚悟で行く。
「さ、寒い!」
水の中に浸かっている時はそうでもないけれど、水から離れると一旦濡れた体が徐々に冷えてくる。
影って薄暗くなると弱気になって目の前の滝から逃げたくなる。
それでも踏ん張って、巻いたり泳いだり、落ちたりしつつ前に進んだ。

日が出て、沢の水面がキラキラ光るとくじけそうな気持ちが和らいで元気になってくる。
「やっぱ太陽ってすごい!」

最後のクライマックスの半円の滝。丸茂さんはきっちり正面からトライしてクリア。
私は右岸からトラバース。もう、この時点でだいぶ消耗していたみたい、私。
なんとか目的地まで進めた安堵感と、これ以上体が濡れない安心感で登山道に上がりついた時は本当にホッとしてしまった。
平らな土の道を歩くのがこんなに楽に感じるのは初めて。

「バス停に到ちゃ~く!」
帰りのバスの時刻をチェックしていたその時!
「雨!」
いきなりゲリラ的大雨が。
結局頭のてっぺんも濡れて、全身で水の洗礼を受けるハメに…
さらに濡れた体を帰りのバスの冷房がキンキンに冷やす冷やす。
「さ、寒い!」

奥多摩駅についてもえぎの湯に体を浸けた時はホッとして2人には申し訳ないと思いつつ、ついつい長湯になってしまった。

初めての沢登り、やっぱりまだまだ自分には力が足りなくてすごく緊張もしたし、怖いなって思う事もあったけど、初めて体感する感覚や、見た景色がとっても新鮮でとっても充実した一日だった。準備段階で色々とアドバイスをしてくれた周りの方と、今回一緒にいって、サポートしてくれた2人のおかげで無事に帰ってこれた。沢の魅力を教えてくれたみんなに本当に本当に感謝。

フォトギャラリー

本当に綺麗な沢だった

ここで沢に入る準備

スタート地点

ドンドン先に進みます

本当に水量が豊富

こんな景色見たことない

へつる!

ルートを確認しながら進む

もう、手が震えて写真ぶれまくりです

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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