剱岳その2(真砂沢~源治郎尾根~本峰~室堂)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年08月12日 (金)~2011年08月12日 (金)
- メンバー
- 天候
- 快晴
- コースタイム
- 12日
04:45真砂沢~04:50源冶郎尾根取付き~11:40本峰~15:50剣御前~17:20室堂
- コース状況
- 源治朗尾根は藪漕ぎに始まり、Ⅲ級程度の岩場が連続。
中間支点が取れない場合も多く、相応のクライミング経験が求められると感じた。踏み跡はほぼ明瞭。
懸垂下降は30mほど。
- 難易度
感想コメント
11日夜から快晴に転じ、驚くほど明るい月明かりに照らされた夜。
強烈な放射冷却に、前夜の経験から就寝時にザックを使わなかった私は眠れぬ夜となりました。
3日目はBCを撤収し、源冶郎尾根を使って室堂へ戻ります。
寒くて眠れなかったため、佐竹に抵抗し、起床時間を遅らせてしまいました。
薄明るい中、源治朗取り付きにつき、ガイドパーティーと雑談してから、先行をお願いしました。
出だしからⅢ級くらいの岩場が出現し、一旦空身で登ってから、ザックを引き上げるなど手間がかかりました。
はじめの4分の1ほどは藪漕ぎとなるため、70Lクラスのザックを背負う私たちには厳しいものでしたが、
やがて岩稜歩きとなり、陽に焼かれながらの快適な?歩行・登攀となりました。
パワフルな佐竹に先行してもらい、足取りの重い私は牛歩戦術・・・
途中、佐竹に荷物を持ってもらったりしながら ぬるぬると進みます。
尾根の後半はガレが多くなり、浮石に十分な注意が必要ですね。
山頂は多くのクライマーで賑わっていましたが、既に一般登山者の姿はまばらとなっていました。
下山時、15時ごろに山頂へ登っていく登山者がかなりいましたが、
夕方からはガスが立ち込めますし、雷雨も起こりやすいのでやめた方が良いかと思います。
小屋からカッパとペットボトル1本で登ってきている方もいましたが、危ないですよ~
ハイドレーションの水が尽きてしまい、剣御前でコーラを仕入れて元気回復!
雷鳥沢まで一気に駆け下りましたが、室堂への登り返しに苦労しました。
室堂で荷物を計ってみると大西17kg、佐竹18.5kg。。。
うーん、軽量化もイマイチ、でも体感よりは軽かったですね。
もっと早く歩けるようになりたいです。
電波が通じたところで待機本部に連絡して山行終了!
(連絡が遅れてすみませんでした!)
山岳会や近親者への計画提出・連絡は重要なセーフティネットになりますね。
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・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。