ああ、夏休み。奥多摩「海沢」で、沢満喫!!!
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2011年08月20日 (土)~2011年08月20日 (土)
- メンバー
- 天候
- 雨のち曇り
- コースタイム
- 9:40入渓
10:00三つ釜の滝
10:30ネジレの滝
11:30大滝
13:30終了点
- コース状況
- 気温は20℃と低く、小雨の中のスタートでしたが、水温は思ったほど低くもなく、なんとか遊べました。でも寒かった!
- 難易度
感想コメント
8月も終わりに近づいた20日、ボルダリング仲間と連れ立って
奥多摩は「海沢(うなざわ)」に沢登りをしにいってきました。
海沢に着く直前の道路の気温計は18℃を示し、あたりは小雨からやや強めの雨へ変わり…
今日はもうムリだろうなと思っていましたが、実際に現地で水を触ってみると思いのほか水温は低くもなく、これならいけそうだと判断。入渓しました。
ここ海沢は、駐車場を境に上部と下部に分かれており、下部はゴルジュ帯で泳ぎがメインになり、上部はクライミング色の濃い沢になっています。今回は気温のことも考慮し、下部は割愛し上部からの入渓です。
入渓してまもなく、目の前に三つ釜の滝が現れ、我々の行く手をはばみます。3m程の滝が連続して連なる、迫力のある滝です。リーダーを先頭に、ここは正面突破!「水中ボルダリング」全開です。
三つ釜の滝の最後は直径5~6m程の足の着かない壺になっており、その手前には人が滑り降りるのにぴったりな「天然ウォータースライダー」が…
寒い中、みんなで飛び込みました。いや、これが楽しいのなんのって…
ただ、予想以上に体が冷えてしまい、スタートしてまもなくなのにかなりの体力消耗になってしまいました。水に飛び込むのは最小限に抑えたいものですね…
そこから程なく、次の滝「ネジレの滝」が現れます。今度は10m弱ほどの滝が連なっています。さすがにここは正面突破はムリなので滝の左側を巻きます。
が、一段目の滝を通り過ぎたあたりから行く手が険しくなってきます。さらに15m程のスラブ気味の壁まで出てきて…ここでロープの登場です。さすがにロープ無しでは怖すぎます。
足元の苔に翻弄されながらも、なんとか登りきるとなんともいえない充実感がありました。アドレナリン出まくりです。
その後、今回一番大きな「大滝」を巻き道で超えている最中、道を誤ったらしく、切れ落ちたがけにぶち当たりました。ここは仕方なく懸垂で下ります。懸垂初体験でやはりアドレナリン全開です。
そこからも小さな滝を超え、次第に沢が細くなってきたところで一般道とぶつかります。そこが今回の終了地点。楽しかった沢登りもこれでおしまいです。
服を着たまま、ザックをしょいながら、水の中に飛び込んで全身ずぶぬれになりながら、「この滝はどうやって超えてやろうか」などと考えながら歩みを進めていく沢登り。
まるで子供のときに訪れた、田舎のおじいちゃんの家の近所の悪ガキ友達との、ちょっとした冒険のように感じました!童心に返って遊ぶ。水遊びってこんなに楽しいものなんですね。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。