剱岳別山尾根、立山三山縦走

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2015年08月26日 (水)~2015年08月28日 (金)
メンバー
天候
1日目雨降ったり止んだり、2日目曇り、3日目晴れのち曇り
コースタイム
1日目 
室堂→(50分)→雷鳥沢→(110分)→剱御前小屋→(40分)→剱沢

2日目
剱沢→(35分)→剣山荘→(80分)→前剱→(90分)→剱岳山頂→(150分)→剣山荘→(30分)→剱沢小屋

3日目
剱沢→(70分)→別山山頂→(50分)→真砂岳山頂→(40分)→富士ノ折立山頂→(20分)→雄山山頂→(30分)→一の越→(35分)→室堂
コース状況
剱岳別山尾根は、一般登山者が登るルートの中では危険度の最も高いルートと言われています。浮石、ガレ、鎖、梯子が連続する険しい岩陵の山で、特に難所とされるのはカニのヨコバイ・カニのタテバイと呼ばれる鎖場が有名です。自分の経験、技術、体力を考慮し、事故の無いように。不安な方は経験者と共に行動し、安全を確保しながら行動すること。ハイキング程度の登山靴を履いている人を多く見かけましたが、岩陵帯なのでアウトソールの硬い登山靴が怪我の予防や疲労軽減にも最適です。ヘルメット推奨、ストックは仕舞うように。
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

天気が悪かったりで何度も断念していた剱岳にようやく登ることが出来ました。今回も天気予報はかなり不安要素たっぷりで初日の夜には雪マークも付いたり。初日は移動だけだったのでもともと諦めていましたが、2日目剱岳にチャレンジする日は曇りで雨に降られなかっただけ良かったです。

今年新しくなった富山駅に夜行バスで5時に到着。友人Eの車で立山駅へ、7時始発の立山黒部アルペンルートに乗りました。嬉しいことに富山県民友人Eの極太な人脈のおかげで、乗車券をお得にゲットする事が出来ました。やったー!着いた室堂は早速抜群に曇ってます。雷鳥沢を登って行くと弱い雨も降って来ました。剱沢キャンプ場へ。友人Eは剱沢キャンプ場から5分程下った剱沢小屋で宿泊です。新しくてシャワーもあってとても快適だそう。テント組もそれはそれは最高に良いところにテントが張れました。最高過ぎて剱沢に来たら毎回ここに張ろうと心に決めました。夜から朝にかけてまた雨降りです。

雨の中既に周りは出発し始めている4時起床。私たちは剱岳往復だけだったので、天気の様子も見ながらのんびり出発。そのおかげで雨に遭うことなく、岩も乾いていて安全に登ることが出来ました。剱岳別山尾根は一般登山道の最難関ルートと聞いていたので、自分の技量で登られるかどうか不安でしたが、事故が起こりそうな箇所には適宜鎖が付いていて、私たちは天候も不安定だったので万が一のために簡易チェストハーネスを身に付けて自己確保しながら進みました。これがあるとないとでは精神的にかなり違うと思います。のんびり出発だったので、名物の渋滞に巻き込まれることもなく自分たちのペースで行って来られました。

キャンプ場でたまたま一緒になった、山﨑さんの体型が見事な逆三角形のお知り合いの方たちは、バリエーションルートの源次郎尾根と翌日別山北尾根へ登りに行っていました。他にも東陵を登っているパーティーなんかも居ました。山﨑さんはずっと残雪期に登った八峰の話をしていました。ルートがいくつもあって剱岳は多くの人を魅せる山ですね!

最終日も室堂に帰るだけだからのんびり、の予定でしたが、思いのほか天気が絶好調に晴れてこのまま帰るのは勿体無さ過ぎるという事で、欲張りして別山と立山三山を縦走して帰ることに。剱岳に登った思い出が早くも薄れる程に、稜線歩きがすごく気持ち良くて何だがこっちの方が最高でした。景色もすんばらしく、昨日登ったのに全貌がいまいち見られなかった剱岳が丸見えでした。映画「春を背負って」で人気スポットとなった大汝山休憩所に立ち寄ると、友人Eの家業のお店が作った2015年カレンダーが何故か飾られてあり、友人Eはテンションがブチ上がって記念撮影してました。雄山は富山の小学生が大量に登りに来ていて大渋滞でした。しかもたくさんの人が登りに来るせいで、雄山の急坂はガレ、ザレで荒れていました。

調子に乗って予定より下山が遅くなってしまったので、急いで車を走らせて吉峰グリーンパークの温泉にジャポン。それから富山駅で回転寿司を2倍速でもぐもぐ!今時最先端の新幹線かがやきに乗って帰宅しました。楽しかったですー。

フォトギャラリー

最終日丸見えの剱岳

ラッキーウーマン

雷鳥沢

剱御前小屋

剱沢

笑っちゃうくらい最高なロケーション

剱岳 曇り

剣山荘

この橋こわーい

カニカニタテタテ

くのいち!

山頂

寒ーい

カニカニヨコヨコ

アホだなー

この下に簡易トイレが!なんてところにあるんだ

ラジオ体操は丁寧に

キメッ

気持ち良い稜線

ライト&レフト

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部