西吾妻山 湿原と滝を巡る(福島県~山形県)
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2015年08月24日 (月)~2015年08月25日 (火)
- メンバー
- 天候
- 24日:晴れのち霧・小雨 25日:小雨
- コースタイム
- 24日:グランデコゴンドラトップ(155分)西大巓(70分)西吾妻山(30分)天狗岩(80分)人形石(中大巓)(50分)藤十郎(60分)分岐(20分)弥兵衛平小屋
25日:弥兵衛平小屋(130分)潜滝(20分)姥湯分岐(120分)大滝展望台(20分)滑川温泉
- コース状況
- 全体的に整備されている。
西大巓~弥兵衛平小屋分岐までの木道は非常に歩き易い。
弥兵衛平小屋分岐~潜滝までの木道は、倒れかかっているものが数多くある。下草が大いに伸びているので、露等で衣類を濡らさない様に注意。
潜滝からの沢沿いの道は巨岩が多く、よじ登りながら渡渉する箇所がある。また、登山道が分かりにくい箇所がある。
姥湯分岐~大滝展望台までの登山道は、プチ藪になっている。
☆滑川温泉すぐそばのつり橋は老朽化により、2015年8月26日より通行止めとなっています。
再開は未定。詳細は米沢市役所観光課まで。
☆グランデコゴンドラのご利用について。
JR猪苗代駅より、無料の送迎バスが出ています。(要予約)
時間をご確認の上、ご利用ください。
☆滑川温泉日帰り入浴:500円(2015/8/25現在)。
滑川温泉から峠駅について。
滑川温泉をご利用されますと、峠駅まで送迎していただけます(無料)。
時間をご確認の上、ご利用下さい。
- 難易度
感想コメント
湿原と滝が素晴らしい、西吾妻山に行って来ました!
JR猪苗代駅からグランデコさんの送迎バスを利用させていただき、ゴンドラを使ってゴンドラトップへ。
歩き出し時は何となく霧っぽく、見頃を迎えているヨツバヒヨドリがとても幻想的でした。
しかし・・・。
久々の山中泊の荷物の重さは、身体に堪えますねぇ・・・。
いつもの様に全く歩けません。
ゴロゴロした石だらけの登山道を、ヨロヨロしながら歩いていきます。
荷物が重い分、歩みが遅くなる事をすっかり忘れておりました・・・。
西大巓に着く頃、陽が差して来ました!
良かった。少しは景色が楽しめるだろうか。
西大巓山頂で、休憩をされていたご夫婦に
「白布温泉の方で熊が出たって聞きましたよ」
と、教えていただきました。
熊鈴は持っているけれど・・・大丈夫だろうか。
何故かちょっと不安になりました。
ここでささっとお昼を済ませ、先を急ぎます。
実は西大巓に着くまでに、すでに予定時間が遅れ始めていました。
西大巓から先は緩やかな登山道を登っていきます。
ゴロゴロした石が転がる登山道を上がると・・・。
その先には湿原と池塘が広がっていました。
青空も広がってきて、とても伸びやかな所です。
途中西吾妻山に寄ります。展望は特に無いので、写真だけ撮ってゆるゆると下山します。
池塘を眺めながら天狗岩に向かって歩きます。
湿原は木道なので緩やかなのですが、登山道は意外と急登があったり、大きい岩がゴロゴロしています。
「ここで登りは終わりかな」
と、思いつつ足を上げると・・・。
ぴっきーーーん!
このタイミングで、足つるんじゃねーーー!
自分の身体が情けなさ過ぎてバシバシと思いっきり足をたたき、ふっと顔をあげた時。
「え~~~~っ!!!」
そこは、天狗岩の吾妻神社でした。
ばあーーーっと広がる雲海。
風にはためく神社ののぼり。
青空と雲が、何とも素晴らしかった。
そこで思わず、手を合わさずにはいられなかった。
もちろん神社の前まで行って、もう一度手を合わせました。
その先は、湿原と岩の登山道が交互に出てきます。
非常に足場の悪い箇所がありますので、慎重に歩きましょう。
中大巓から先は木道が続きます。
危険な箇所は出てきませんでしたが、夕方になり霧から小雨へと天気が変わっていきました。
「ちょっと寒いんかな~」
池塘を見れば、先ほどまで沢山あったリンドウもなく、白いお花がちらちらと咲いている位でした。
ひたすらに真っ直ぐ伸びる木道を歩き、やっとの思いで今日の宿泊場所の弥兵衛平小屋に到着。
実は、今日が避難小屋デビュー。
ちょっと不安がありましたが、小屋内は広くお手洗いもあり、先に小屋に着いていた方々にも非常に良くしていただいて、内心ほっといたしました。
皆さん、本当にありがとうございました。
翌日。
雨は降っていないけど・・・といった空模様でのスタートです。
昨日とは変わって、今日は滝を多く見るコースです。
滝と言えば、沢沿い。
非常に大きな岩をよじ登って、越えて、渡渉して・・と進んでいきます。
あまりに岩が大きくて、渡渉後の先の登山道が見えない!、という箇所もありました。
途中から小雨が降ってきました。
このルートは人があまり歩いていないのか、草のある所はぐんぐん伸びていて、かきわけながら歩きます。
途中、GPSを確認していると藪の中から
「ぷぎー。・・・ぷぎー・・・」
・・・勘弁してくださいよ。
何の種類か分かりませんが、「仔」がつく生物の鳴き声にしか聞こえません。
試しに「チリン♪」と熊鈴を鳴らすと、先ほどよりもはっきりと
「ぷぎー」
いかん!絶対私に向かって鳴いている!!
私は君のママじゃないのだ。
それこそ本当のママが来たら、私ゃいったいどうすりゃいいのだ(本音)。
気がつかないふりをして、その場を去りました。
大滝展望台から先は、非常に歩き易い道です。
事前に調べていた滑川温泉そばのつり橋も通る事が出来て一安心。
メインの一つだった滑川大滝は時間の都合で見る事が出来ませんでした。
また季節を違えて、黄金色の東大巓をのぞみながら滑川大滝を見に来ようと思います。
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。