北橫岳・蓼科山（日本百名山）／長野県【八ヶ岳山域】

前日に八ヶ岳全山縦走をやり遂げようと実行。しかし結果的には縞枯山までで下山。時間的な事や、北横岳より北側の山域は入山した経験がなく、コースも未知でしたのでいったん下山する判断に。
翌日は登らずに帰ろうかとも思いましたが、ここまで来て帰るのももったいない気持ちになり再度入山しました。

スタートは北八ヶ岳ロープウェイより。
ロープウェイ山頂駅まで上がれば坪庭と呼ばれるエリア。こちらは観光で高原散策にもオススメの綺麗な景色が広がっています。
山歩きはここから北側にむけ進みます。コースタイムでは１時間ほどで北横岳ヒュッテに到着。すごく落ち着きそうな雰囲気の小屋なのでのんびり泊まるのも良さそうな所でした。
北八ヶ岳は南八ヶ岳に比べ危険度が少なく初心者にも安心イメージがありますが、今回初めて歩きましたが、そんなイメージは変化でした。
登山道にはけっこう大きい岩がゴロゴロとあり、蓼科山の周辺は油断禁物な状況で、少なくとも初心者でも楽に登れるイメージではなかったです。

今回は蓼科へ登り返す天祥寺原から雨が降り出したのも影響はしていますが、河原沿いを歩くので全然足元は安定していませんし、全身しっかり使って登らされるコースでした。
個人的には大好きですが、岩場が苦手な方はここは嫌らしく感じるかもしれません。
やっぱり八ヶ岳という山域の特徴は岩場も多く、南北関係なくそれなりにしっかりと体力を使う部分も多いなと改めて感じました。

すごく多彩な表情があり、それがコンパクトにまとまっている面白さがあります。
あと、蓼科山を下りてから歴史好きにはたまらない？信玄棒道を使いました。その昔ここは川中島合戦で武田軍が戦へ向かう軍用道として開かれた古道です。
大勢の兵隊が歩いただけあって道が今でも通りやすく残っていました。武田騎馬軍団がここを通り行軍したかと想像すると一人テンション上がりました。