滝本北谷(熊野川水系小口川) / 南紀の沢 和歌山県新宮市・和歌山県東牟婁郡那智勝浦町

投稿者
石前 悟
日程
2015年10月20日 (火)~2015年10月20日 (火)
メンバー
京都店 藤林 紀三井寺店 石前 ほか1名
天候
晴れ
コースタイム
滝本小学校跡=30=林道終点=60=部屋滝=120=屏風滝=110=水取口堰堤=145=滝本発電所
コース状況
2007年作成の遡行図を参考にしましたが、一部地形が変わっているようです
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

9月に栂谷と立間戸谷を巡ったことでこの地域の沢の魅力に目覚め、
同時に、低緯度なだけに水温・気温ともに高いことがわかったので生涯初の10月の沢登りに出かけました。
遡行・下降中にヘビは何度か見ましたが虫はあまり気になりませんでした。
幸い水に浸かるのは膝までで済み震えるような寒さもなく、まだ適期といえると感じました。
和歌山市内前夜発でアプローチしたところ、すれ違う車よりたくさんの鹿・狸・兎と遭遇しました。
夜間の運転には注意が必要です。
北谷の水の透明度は非常に高かったです。何らかのミネラル分が豊富なようで川底は全体に茶けていました。
熊野独特の火成岩体は健在で美しい滝やナメが連続し、登攀、高巻、四つん這いを駆使して遡行しました。
紛らわしい枝沢がないことに救われスムースに遡行しましたが下降路は一部ヤブ漕ぎをしました。
人跡が乏しいことは沢登りの醍醐味でありますがルートファインディングには注意が必要です。
熊野の違う山や違う谷をまた訪れたいと思います。

遡行図:吉岡章著『関西起点沢登りルート100』(山と渓谷社)
地形図:紀伊大野
登攀具:ハーフロープ 30m ×1
    アルパインドロー 各自2
    ラペル&ビレイデバイス 各自 など
温泉:熊野川温泉さつき 500円

フォトギャラリー

ハイライトとなった屏風滝18m

小学校あとから入渓点へと続く林道は崩壊

入渓点となった筆藪滝12m

ブレッソン風!とはならず・・・

部屋滝18m

遡行図にある小径。

お助けひもは電気コード&トラロープ

陽射しがきらきら

滝の手前には道標がありました

ナメと岩

水取口あと

屏風滝の真上には亀壺滝。

滝の落ち口からはたいていなだらかなナメ。

熊野特有の不思議な一枚岩。火成岩体とよばれるそうです。

魚はまったくすれていませんでした。

高層ビル群のような、ジャングルのような・・・

水力発電の水取口で遡行終了。

滝本本谷を下降しました。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部