2016年元日に白毛門敗退
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2016年01月01日 (金)~2016年01月01日 (金)
- メンバー
- 天候
- 風雪のち晴れ曇り、稜線は強風
- コースタイム
- 土合駅→(20分)→土合橋→(240分)→敗退下山開始→(80分)→土合橋→(15分)→土合駅
- コース状況
- 全国的な暖冬のため例年より積雪量は半分程度。登り始めは木の幹や石、土が見えていて、良く滑りすごく歩きにくい。スタートした時点でまだ雪が降っていてトレースもすぐに消える程の強めの風。雪の状態は極上のパウダー。初めはつぼ足でしたが、雪が深くなった来たところでわかん装着。稜線からはアイゼン、ピッケル必須でしょう。
- 難易度
感想コメント
元旦登山。2016年の行く末が不安になるような、ぐずぐず計画倒れ山行になってしまいました。土合駅で前夜仮眠の予定が水上駅で足止め。風雪の強い他に誰も居ない水上駅で、2016年1月1日0時になった瞬間近くで花火が打ち上げられたのを切ない気持ちで見ながらの年明けでした。
翌朝も早く出発出来る交通手段が無くて土合駅に着いたのが8時半。白毛門登山口を出発したのが9時半。前夜発したのにこの時間凹 結局出発時間が遅くなったのが響き、また稜線では天候が悪そうだったので登頂せずに下山する結果に。それでもニセコもびっくりの極上パウダーで遊べることが出来て楽しかったです。天候も山頂への稜線では引き続き強風とガスがかかっていましたが、私達が敗退した樹林帯の中は風も止み、時々青空も見え隠れするようになっていました。今から思えば、もうあと1時間弱頑張って松の木沢の頭までは行けば良かったなと思います。完全不燃焼の山行になってしまいました。悔しいので、絶対また行きます!帰りは、水上駅前の喫茶白樺でナポリタンを食べその劇的な美味しさに感動し、水上温泉おやど松葉屋で立ち寄り湯で冷えた身体を温めました。
今回のレイヤリング
1. アンダーウェア
2. ベースレイヤー(パタゴニア メリノ3 ※旧モデル)
3. ミッドレイヤー(パタゴニア R1)
4. ミッドシェル(ファイントラック ニュウモラップ厚手 ※旧モデル)
5. アウターシェル
4のミッドシェルは今回初めて雪山で採用したアイテムです。数年前に買ったもののほとんど着ていませんでした。いつも3と5の温度差が大きく身体は熱いのに外気温が低過ぎて、もともと私のアウターシェルが薄手なのもあって立ち止まった途端に急激に寒さを感じるのが悩みでした。そこで3と5の間にプラス1枚挟むことで空気層をもう1つ作り、温度差を少なくするのはどうかと考えました。ファイントラックが提案する5レイヤリングのようなものです。登り始めは暑く感じられましたが、次第に体が慣れ始め汗もかき過ぎず快適に。暑くもなく寒くもなく、動きにくいこともなくてとてもちょうど良かったんです。レイヤリングや装備はいつも悩みどころですが、こうやって実体験を基に自分にちょうど良いレイヤリングが見つけられて、良い経験になりました。これからこのミッドシェルを採用することに決めました。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。