秩父 宝登山 春を探しにヤキトン食べに
- 投稿者
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中澤
幕張ベイパーク店
- 日程
- 2016年03月06日 (日)~2016年03月06日 (日)
- メンバー
- 友人K
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 長瀞駅ー(20分)ー宝登山神社ー(40分)ーロープウェイ駅前ー(5分)ー山頂ー(10分)ー動物園ー(50分)ー長瀞駅
- コース状況
- 難易度
-
感想コメント
梅が咲いているかなぁと思い、秩父宝登山へ行って来ました。
宝登山は、三峰神社、秩父神社とともに秩父三大神社として有名な宝登山神社を山麓に擁する、歴史ある山です。
まず宝登山神社にお参りをして、奥宮に向かいます。ロープウェイに行く途中の道を右に進むと整地された登山道になっていて、40分ほど歩くとロープウェイ山頂駅前に着きます。ちいさな子どもを連れた親子や、梅を見に来たカップルなどが春の休日をたのしみながら歩いていました。
奥宮は20度近い気温にも関わらずひんやりとして「神様いるな」感がよく伝わってきました。この山いちばんのパワースポットと言って間違いないでしょう。狛犬は狼風のつるっとしたお犬様です。奥宮からすこしだけ歩くと山頂です。
山頂直下は梅園が広がっていて、ロウバイはほとんど終わりかけていましたが、梅が見事でした。よく見ると鹿児島など各地の梅が植えられていて、170品種と関東一品種が多いそうです。無料とは思えないすばらしさで、ちゃんと手入れがいき届いてるなと感心しました。福寿草も咲いていて、花を満喫できました。歩いていると上品な梅の香りがしてきてすばらしいのですが、同行のKはひどい花粉症でティッシュが手放せず、なかなか辛そうです。
ついでに動物園にも行き猿やミニブタなど眺めて遊んで帰りましたが、こちらは有料(430円)のわりに脱力系。ゆるい猿たちを眺めて脱力し、クジャクを眺めて自然界のデザインなどについて考察しているうちにけっこう眠くなりました。
しかし休日ということもあってか、次から次へとファミリーが入ってきます。人気スポットのようです。子どもにはちょうどよい規模の動物園なので、時間があれば行ってみてください。
下山後我々は東上線に乗り換え東松山駅へと向かい、今回の酒場であるヤキトン屋「ひびき」に入店。東松山という町は全国ヤキトリ連絡協議会、約して「全や連」に加盟していて、駅前にはざっと50店舗のヤキトリ屋が軒を連ねる酒呑みにはたまらない町。ちなみに7大ヤキトリの町は、北海道室蘭市、美唄市、福島県福島市、愛媛県今治市、山口県長門市、福島県久留米市であり、人口に対してヤキトリ屋の数が多いことが制定された理由なのだそう。
東松山のそれはヤキトリといってもメインはヤキトンであり、特にカシラはどこの店でも必ず食べることのできる東松山名物。お通しはカシラ、なにも言わなくても席についたら「カシラ2本」が出てくるところも少なくない。しかもこのカシラが、思いの外さっぱりとしていて飽きのこない味。さらに、どこの店にもテーブルの上に必ず置いてある、東松山名物ピリ辛味噌ダレとの相性も抜群にいい。
「ひびき」のお通しは醤油皿ほどのちいさな器に盛られたサラダだったので、とりあえずはカシラ(160円)、黒豚ヤキトン(200円)、鶏皮(130円)、鶏レバー(130円)、豚タン(160円)と生ビール(サッポロ480円)を注文。東松山では味噌ダレをつけて食べることを前提にしているので、基本は塩であり、「タレ、塩?」などと聞かれない。
しかしこの店は、駅の改札前に看板を出して、入りやすく、おいしく、接客もかんじいいというのを売りにしている(あくまで中澤の分析)だけあり、鶏皮とレバーにはかるくタレがついていた。「かるく」というこのかんじもまた気が利いている。ヤキトリは最近やたらに塩を推す店が多く、なんとなく「塩が通」みたいな風潮があり、タレは地位を失いつつあるが、わたしはタレも大好きなのだ。特にレバーはタレ。味噌ダレはすごくおいしいが、正直レバーや皮などの鶏肉は、ほのかに甘い醤油のタレがよく合う。それをかるくかけて出してくれるところにお店の心配りを感じる。
ヤキトンはねぎが刺さっていて黒豚は脂がのってジューシー、カシラは赤身らしくほどよい歯応えで、タンはねぎなしで弾力のある一品。味噌ダレが抜群に合う。鶏串は前述の通り甘めの醤油タレでこちらも焼き具合、大きさ、味、すべてのレベルが高い。
追加で頼んだポテトサラダ(300円)とキャベツ(150円)も肉とビールの間をつなぐ、いい仕事をしてくれる。今日は大食いMは欠席したので、大量のヤキトンの写真を送りつけるとすぐに「わたしいなくて大丈夫ですか?心配です」と返信が。しかし山に登った者のみが手にできる「下山後ビールとヤキトン至福」は分けあうことはできないのだ。一度返信すると携帯を放置してもくもくと食べるわたしとK。
カシラとつくね(130円)、瓶ビール(サッポロ黒ラベル500円)を2本追加しだんだん満腹になってきていたが、ヨッパライらしくなんとなくなにかつまみたくなり、さらにえびせん(200円)とチーズボール(300円)を追加。
これは予想通り普通のおつまみだったけど、なにかつまみたい欲求を満たすのにはちょうどよい小皿だ。
日曜はほとんどの店が定休日という情報をチェックしていたので、あえてはしごはせずにひびきで飲み続ける。気がつくと17時過ぎの入店時はほぼ満席だった店内も、19時にはだいぶ空いてきていた。郊外の町の日曜日の居酒屋だなぁ。
ビールを飲み切ってそろそろ帰ろうとお勘定してもらうと二人で8165円。けっこう飲んで肉を食べて1人4000円。まわりの店だとヤキトンが130円くらい、お通しがヤキトンの場合お通し代は実質無料(ひびきは400円)なので、東松山価格としてはやや高めだが、味とサービス、サイドメニューの豊富さなどから考えると納得のコスパである。
ひびきは「やきトンビール」なるヤキトンに合うオリジナル地ビールも開発しているようだが、ヤキトンを食べ終わった後に気づいたため今回はオーダーせず。半年前にクラフトビール作りに行った身としては、次回是非飲んでみたいビールである。
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