オオキツネノカミソリが満開!妙見山

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年07月24日 (日)~2016年07月24日 (日)
メンバー
天候
曇り時々晴れ
コースタイム
妙見口駅→115分<初谷コース>→妙見山→60分<上杉尾根コース>→妙見口駅
※歩行 2時間55分
コース状況
■初谷コース(中級者向け)
沢沿いの林道を緩やかに登る。
林道が終わると登山道になり、渡渉箇所がいくつかあります。
増水時はこのコースは避けたほうがよいでしょう。
コース全体でオオキツネノカミソリが見られます。

■上杉尾根[頂上展望]コース(初心者向け)
整備された登山道です。
危険個所はありません。
難易度
Google Map
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感想コメント

「オオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)」
黄色い彼岸花として写真で知っていましたが、実際に見たことはありませんでした。
7月~8月に九州の山でよく見られる花ですが、最近、北摂の能勢妙見山にも群生地があるという情報を聞き、見に行くことにしました。

「妙見山(みょうけんさん)」
兵庫県川西市、大阪府豊能郡豊能町・能勢町にまたがる山で能勢(のせ)妙見山とも呼ばれます。
古くから信仰の対象の山となっており、山頂には日蓮宗の寺院があります。
標高は660mで登山口となる能勢電鉄・妙見口駅からは1時間半~2時間ほどで登れます。また、ケーブル・リフトもあるので、誰でも山頂に登ることができます。
複数のコースがありますが、オオキツネノカミソリの群生が見られるのは初谷川沿いに登る初谷コースです。

夏の低山歩き、ということで暑さ対策のために朝の涼しいうちに登ろうと始発電車で妙見口駅へ向かいました。
7時10分に妙見口駅に到着。さっそく歩き出します。

のどかな田んぼの中の道を歩いていくとやがて初谷川沿いの林道に入ります。
林道を少し歩くと、川の左岸に一面を黄色く彩るオオキツネノカミソリの群生が見られます。
この初谷ルートは沢沿いで水気があり、日陰も多いので、涼しく歩けます。
オオキツネノカミソリもいたるところで見られます。
ただ、沢沿いなので朝のうちは陽が差し込まず暗い感じです。

林道が終わると登山道に入り、ここからは渡渉を何度か繰り返しながら登っていきます。
大雨後の増水時は注意したほうがよいでしょう。

沢を詰めて、20分ほど歩くと妙見山の山頂に至ります。
山頂は日蓮宗の寺院があり、厳かな雰囲気です。

帰りは上杉尾根を下ってきました。
上杉尾根には花は咲いていません。

オオキツネノカミソリですが、ヒガンバナ科の花ではありますが、秋に見られる彼岸花とは形が異なります。
彼岸花のように丸くなく、花弁が片側に向いています。ユリに近い感じです。
花が黄色いので狐の横顔のようにも見えます。
ピンと尖った細い葉が剃刀のように見え、これがオオキツネノカミソリ(大狐の剃刀)の由来なのかなぁと想像してしまいます。

妙見山ですが、公共交通機関でもアクセスでき、歩く距離も短く、ケーブルやリフトも使えるのでファミリーハイキングにも最適です。

フォトギャラリー

オオキツネノカミソリの群生

能勢電鉄・妙見口駅を出発

林道を歩いていきます

林道に入ってすぐのところ、川の左岸にオオキツネノカミソリの群生があります

黄色い彼岸花・オオキツネノカミソリです。彼岸花は丸く左右対称ですが、オオキツネノカミソリは片側に花が咲きます

黄色というよりは橙色に近いです

初谷ルートは川沿いで涼しいです

川の左岸のいたるところに群生が見られます

オオキツネノカミソリのアップ。横顔がなんとなくキツネに似ている感じもします

オオキツネノカミソリを眺めながら緩やかに登っていきます

林道は終わり、登山道になります。登山道は渡渉が何度もあります。大雨後の増水時はこのコースはやめておいたほうが良さそうです

光が当たるとよりきれいです

光が当たるとよりきれいです

初谷コースの全体でオオキツネノカミソリが見られます

沢が終わると樹林帯を登っていきます

能勢妙見堂。関西地区の日蓮宗の寺院ではかなり重要な位置づけということです

山頂はまだ紫陽花が咲いています

山頂の鳥居。お寺ですが鳥居があります。

下りは上杉尾根で。途中、景色の良いポイントがあります。海も見えます

能勢電鉄には初めて乗りました

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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