くじゅう　平治岳　ミヤマキリシマ乱れ咲き！

スタッフもお客様も、みんなこの時期は合言葉の様に飛び交うミヤマキリシマ！
霧島、雲仙などでもミヤマキリシマを楽しめますが、「今年の九重のミヤマキリシマは10年に1度と言うほど色付きが良い」との噂をよく聞いていたのでちょっとの期待を胸に行ってみました。
何気に私、熊本県出身ながら人生の1／3を本州で過ごしていた為、今回やっとミヤマキリシマと初対面であります。

さて、実際に足を運んでみると…。いやぁ〜……。当たり年過ぎです（笑）
もともと「◯年に1度」という如何にも日本人が弱い限定的な売り文句に懐疑心を持つ質なんですが、大戸越以降からは心の中で山の神様に謝りました。そしてこの日この場所に来れた事に感謝の気持ちで一杯です！！
8分咲きくらいでしたが、平治岳周辺の群落が想像以上に大きく圧巻の光景でした。アルプス方面などの高山帯のお花畑は主張し過ぎず可憐な印象ですが、今回のミヤマキリシマ大群落のインパクトと言ったらもう…。平治岳南峰に上がってからは山肌と稜線が丸ごとピンク色に染め上げられ、ここは天国かと見紛う様な光景が待ち受けていました。
昨年は害虫の為にあまり良い状態で見られなかったそうですが、今年はその惨劇をすっかり払拭してしまう程見事なミヤマキリシマだったんではないでしょうか！

ちなみに今回は平治岳の北側登山道の様子を見に行きましたが、先の震災の影響で登山道入口はトラテープで封印。落石や滑落の危険性がある為しばらくは立ち寄らない方が良いと思います。
駐車場への到着は遅かったですが、この日は平日で且つ男池側ではなく吉部側からの入山の為、比較的駐車場は空いており、平治岳裾野の登山道まで混む事はありませんでした。
土日は駐車場もさることながら登山道の渋滞が懸念される為、更に早い時間からの入山をオススメしたいと思います。

法華院温泉山荘で山小屋泊、または坊ガツルでテント泊、たっぷり２日間時間をかけてミヤマキリシマ咲き乱れる九重連山を巡れば大満足必至ですね。
坊ガツルを通過する時には何故テントを持ってこなかったのか全員で悔やみました（笑）