親しみの涸沢・長野県

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2011年10月13日 (木)~2011年10月14日 (金)
メンバー
天候
晴れ時々曇り  晴れ時々雨
コースタイム
10/13
河童橋⇒(75分)明神館⇒(60分)徳沢⇒(70分)横尾⇒(60分)本谷橋⇒(120分)涸沢ヒュッテ
10/14
涸沢ヒュッテ⇒(約60分)涸沢小屋 パノラマコース
涸沢ヒュッテ⇒(70分)屏風のコル⇒(140分)新村橋⇒(20分)徳沢⇒(60分)明神館⇒(60分)河童橋    
コース状況
かっぱ橋から本谷橋までは、特に問題のないコースです。
涸沢までの登りは、少し急になりますが景色を楽しみながら歩けます。
涸沢~屏風のコルまでは、危険な箇所が1時間ほど続きます。
足の置き場に気をつけて、慎重に歩きましょう!
屏風のコル~新村橋までは、変化に富んだコースです。
木の根や岩がたくさん出てくる場所もあるので気を抜かずに!
中畠新道分岐を過ぎれば傾斜もなくなってきます。
徳沢から先は、長い道にめげない事です!
難易度
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

今回は、紅葉で有名な涸沢へ。
訪れるのは4度目ですが、秋の涸沢ははじめてです。

学生の頃に2度、社会人になってから1度登っていますが、
鮮明に甦ってくるのは、学生の頃の思い出。
その道をひとり歩くのも、なんだか感慨深いものがありました。
背負う荷物は15㌔。相性の良いニンバストレースのおかげで
差ほど苦ではない重みですが、昔は男性陣に重たい荷物は任せていたので
感謝を感じる重みです。


本谷橋までは順調に進み、橋より先2時間が踏ん張りどころ。
色づいた木々を楽しみながら、よいしょ、よいしょと、これまた
一人で登られていたおばあちゃんに抜きつ抜かれつのスロー登山です。
涸沢ヒュッテに着いた時の心の叫びは「おでん!ビール!」

紅葉シーズンを少し過ぎていたので、テン場はそこまで賑わいもなく
静かに山の時間を楽しめました。
夜は月がとてもとても綺麗で、食後テントから顔だけ出しての月光浴。
この日は風もなく、寒さに震えることもなく、穏やかな夜でした。

翌日は、午後から雨の予報。
その次の日も一日雨の予報だったので、
当初は連泊の予定でしたが下山することに。
ヒュッテの方にも「雪になると思うよ。」と言われ怖気づき・・・
雪化粧の涸沢もきっと美しいことでしょう。

下山前に、ヒュッテから小屋へと渡るパノラマコースを堪能。
少し高度が上がるだけで、見える景色は随分と変わり、山々が近づきます。
「このまま奥穂へと行ってしまいたい!」という衝動が湧くコースです。

下山は、屏風のコルを経由するパノラマコースへと。
行きのコースとは、随分と様子の違う道。
大きな荷物でしたので、かなり慎重になりました。
後ろを歩かれていたおじ様も、こりゃ大変だと驚かれていた位。
景色に見とれて、足を踏み外さぬように!

徳沢では、ご褒美のソフトクリームを頂き、
かっぱ橋までは黙々と歩きました。
長く感じてしまう道のりです。

1日早く下山をしたので、そのまま帰るのも惜しく上高地にて1泊。
西糸屋山荘さんに泊まり、お風呂と美味しい食事を堪能!
お風呂は3回も入ってしまいました!
なんとも贅沢な締めとなりました♪

フォトギャラリー

涸沢までの最後の登り当りの紅葉。涸沢槍がひょっこりと♪

涸沢カール。雪渓が小さいです。昔ここの雪に練乳かけて食べた思い出が★缶ビール埋めて冷したり!

紅葉です。見頃は過ぎていましたが、それでも綺麗に染まっている木々がちらほらと。

ナナカマドの赤い実。葉は枯れていました。

夜、あまりにも綺麗な月にうっとり。月明かりでヘッドランプがいらない程!

夜が明けて、ほんのりモルゲンロート。わずかにピンク色に見えますか?

眩しい朝日がお目見え!

涸沢を一望できるパノラマコースへ。の~んびり歩いて1時間半。

前穂に見とれてます。

ゴツゴツした岩の道ですが、歩きやすいです。

この木は真っ赤に染まって、青空に映えていました。ちらっと涸沢槍。

下りは、屏風のコルを経由して行くパノラマコースです。結構こわい・・・

細い道です。一歩一歩慎重に進みます。

あたしの中でのクライマックス。

危険な箇所を過ぎると見える景色。頑張った人々へのご褒美です!

休憩中に麦チョコ食べながら見た空。

屏風です。丁度下りてくる人がいらっしゃいました。駆け足で慣れてるご様子。

ここからの下りが、また変化に富んでいて空きません。ただ、長いです・・・!気を抜かないように。

かっぱ橋近くの清水川。美しい!

<おまけ> 一緒に旅したニンバス。今回は15㌔でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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