夜叉が池～三周ヶ岳（岐阜県揖斐郡1099ｍ、1292ｍ）

岐阜県と福井県にまたがる山で、どちらの県でも伝説がつたわる場所です。とても悲しくもあり、愛ある伝説です。泉鏡花の戯曲「夜叉ヶ池」でも知られている有名な山です。いつかは行きたい！と念願の登山となりました。
ニッコウキスゲも多く見られ、最盛期はお花畑のようです。今回はギリギリ咲いているのを何輪か見つけられました。他にコアジサイやアザミなど、このあたりの山で見られる花はしっかり見れました。
道はとても整備されていて、ゆっくり花や景色を楽しめます。幽玄の滝や昇龍の滝など、圧巻の景色も見ごたえあります。夜叉が池が見えたら、やや左あたりから小さな階段を下ります。池の周りは木道で、休憩ポイントとしてぴったりです。
池全体を見たい時は、階段を下らずに左の坂を50ｍくらいあがるだけで良い撮影スポットが見つかります。足元には注意が必要です。

三周ヶ岳へは終始、藪漕ぎです。2ｍちかい藪が続き、足元も見えないです。藪が多い分、足元は乾いている部分が少なくて滑りやすいです。藪漕ぎ経験のない方や、単独で慣れない方にはお勧めしません。
道は一本なので迷わないです。三周ヶ岳の展望はありません。ただ、ワクワクドキドキで私なりにかなり楽しめました。夏ですが、長袖、グローブ、長ズボン、帽子は必須です。

池をいるだけでも大満足の登山です。登山を始めたばかりの方はもちろん、中級以上の方にも見ていただきたい場所です！