日本二百名山 御座山(おぐらやま)

このエントリーをはてなブックマークに追加
投稿者
家田 森
浦和パルコ店 店舗詳細をみる
日程
2016年09月14日 (水)~2016年09月14日 (水)
メンバー
家田(単独)
天候
曇り
コースタイム
栗生バス停(0:30)登山口(0:35)不動の滝(1:10)御座山(0:50)不動の滝(0:35)登山口(0:30)栗生

実働時間:4時間10分
コース状況
○バス停~登山口は普通の林道、自家用車でも入れるよう。
 登山口、『栗生』のバス停にはトイレ無し。乗継の『中島』や『車庫』バス停には一応あるが、不便なので、小海の駅で済ませられると良い。無論コース中トイレ無し。
○登山口~不動の滝
 唐沢の流れに近づいたり離れたり。総じて道標はあまりなく、マーキングはたまにちらほら。御座山のルートではポピュラーなコースのはずだがやや荒れ気味で、気を抜くとルートを外すことになる。地形の変化と足元情報をよく読もう。暗くなってからの下りは避けたい感じ。
○不動の滝~
 沢から離れ、つづら折りの急登。先日来の雨で土は緩み岩は転がり木の根は滑る、ところもあるので注意。高度を稼げるゴキゲンな登りでもある。ダブルストック有難い。
○「山頂まで500m」のプレート~
 2050mピークへの詰めは鎖場の連続。鎖はそれなりにしっかりしているし、ホールドもちゃんとあるので落ち着いていけば問題なし。金山沢のコルから避難小屋は普通の登りで、小屋の裏手の岩場の先に頂上がある。
○山口コース
 金山沢のコルから見る限り、あまり使われていない様子。少し下りれば踏み跡もあったのかもしれないが。

 
難易度
Google Map
  • スタートナビ
  • おとな女子登山部

感想コメント

 学生時代に仲間と、ぶどう峠から藪入りし、弥次ノ平まで南下した後西転し、この御座山を目指すという計画で入山するも、あえなく敗退した思い入れのある山の一つ。本当なら同じコースに行きたいのだが、当時のパーティでも敗退した手ごわい藪に、御座山の山頂周辺は岩場続きということもあり、単独は厳しいか?日程も取れないしで、とりあえず日帰り一般道で踏むことに。
 7月8月と子供が入退院を繰り返し山に行けなかったのでブランクが大きかったのと、秋雨前線が列島にドーンと居座り間違いなく雨かなと思っていたので、縦走を諦めピストンを選択。
 もともと御座山はアプローチが悪く、車がない人間には接続の悪いバスを乗り継がねばならない。まあ、タクシーを使うと片道7千円程かかるところ、バスなら片道100円!で済むので文句は言わない。助かります!!
 それでもコースタイムをオーバーするとバスがなくなるので、心理的プレッシャーもある。そんな中、バスの運ちゃんの言葉を何を聞き違えて勘違いしたのか、歩き出しすぐに道を間違え、25分程ロス(これにも色々いきさつもあるのですが)。これはヤバいと発憤し、蓋を開けてみるとバス時間の30分前には下山できていました。途中足がつった時には流石に焦りましたが。展望はなかったものの雨にも降られず、久々にアドレナリン出まくりで快調に歩けて楽しかったです。
 藪は、まだしばらくは無理かな。

フォトギャラリー

切れ落ちた岩稜のピークが印象的な御座山。この日はあいにくの曇りで遠景写真はなし。手前の2050mピークより。

バスを乗り継ぎ栗生バス停。水、トイレ、もちろん自販機無し。屋根やベンチもない。

正面におぐら山荘。ここはもちろん左。なのだが何をバスの運ちゃんの話を聞き違えたのか、敢えて右へ行き、30分ほどロス。

登山口。ここまでは普通の林道で車も入れる。「登山計画書を事前に提出してください」と看板があり、提出箱は無し。

唐沢の流れを右手に見ながら高度を稼ぐと不動滝。ここで初めて沢を渡り、離れ、この後は九十九折の急登が続く。

2050mピークに詰める岩場の始まり。この後は鎖場が続くのでここでストックをしまうと良い。

最初の鎖場。上まで続く。足場や木の根はしっかりしているのでそれほど難しくはない。

前述の鎖場の上部を右に曲がるとこんな感じ。

次いで、ここを登る。

2050mピークのてっぺんにある祠。エアリアにある「御岳神社」とはここかな。

2050mのピークから御座山側(金山沢のコル側)に下る鎖。難しくはないが、先日来の雨で土は緩み木や岩が滑るので閉口した。

金山沢のコル。山口コースはここを写真左手に下りるのだが、ほとんど踏跡なく、上りはともかく下りには使うと手こずること必定。

新しそうな、きれいな避難小屋。水・トイレ無し。白岩コースへの分岐でもある。

小屋の中。オートフラッシュで明るく写ったが、雨戸も締め切られ、きれいそうだが真っ暗であった。

小屋の裏手。御座山への最後の詰めはやはり岩場。慎重に行けば問題ない。

御座山ピーク。目の前にあるはずの八ヶ岳の大展望も今日は望めず。ま、降られなかっただけでも御の字か。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

この記事を見た人は次の記事も見ています

アクセスランキング

浦和パルコ店 - 登山レポート

同難易度の登山レポート

  • スタートナビ
  • おとな女子登山部