富士山(富士宮口)

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投稿者
好日山荘スタッフ
日程
2016年07月26日 (火)~2016年07月26日 (火)
メンバー
天候
曇り時々雨
コースタイム
五合目-(25分)-六合目-(65分)-新七合目御来光山荘-(50分)-
七合目山口山荘-(50分)-八合目池田館-(55分)-九合目萬年雪山荘-
(35分)-九合五勺胸突山荘-(50分)-頂上富士館-(20分)-剣ヶ峰-
(15分)-頂上富士館-(30分)-九合五勺胸突山荘-(30分)-
九合目萬年雪山荘-(55分)-八合目池田館-(35分)-七合目山口山荘-
(50分)-新七合目御来光山荘-(40分)-六合目-(15分)-五合目
コース状況
コースはよく整備されており、登りと下りが同じルートなので、迷いやすいような所はありません。

富士宮ルートには砂走りはなく、岩や固い地面の上を歩くので、特に下りは膝に堪えます。ストックがあるといいでしょう。

富士山は、五合目より上はほとんどの場所で樹木がなく、雨や風を遮るものはありません。雨が降ったり風に晒されると急激に体温を奪われるので、防寒や雨対策は非常に重要です。しっかりと準備しましょう。

また、晴れていると紫外線も強烈なので、帽子やサングラス、日焼け止めクリームなどで、紫外線対策もしっかりと。

富士山は日本一高い山です。人によっては、高山病の症状(頭痛、眠気、吐き気など)が出ることもあります。前日はしっかりと睡眠をとり、歩くペースもゆっくりと、そして水分もこまめにとり、行動食も口にしましょう。数十分~1時間に1回は休憩も必要です。そうすることによって、高山病の症状を最小限に抑えることができます。
難易度
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感想コメント

今年もいよいよ富士登山の機会がやってきました。今回のメンバーには、富士山は初めてで、体力にも自信がないという女子が二人いるので、最短距離で登れる富士宮ルートから登ります。ちなみにもう一人は、毎年一緒に富士山に登っている男子です。

夜明け前、駐車場である水ヶ塚公園(標高約1500m)に着いた時点で、天気は予報通り、雨。五合目の様子で判断しましょうということになり、タクシーで五合目へ。すると、雨雲より上に出たようで、雨が止んでいるではありませんか。高曇りで、山頂方面には雲がかかっているものの、行ける所まで行ってみようということになり、いざ出発!

二人とも、初めてという割にはなかなかいいペースで、あらら、なんだかんだ言って九合目まで来てしまいました。しかし、九合五勺まで来たところで、ついに雨が降ってきてしまいました。風も結構強い。当然、視界もほとんど利きません。しかし、みんな装備はバッチリだし、心も折れていない。寒く、冷たく、苦しい環境を乗り越え、ついに富士宮口山頂に到達したのでした。その勢いのまま剣ヶ峰を目指し、お二人は初めての富士登山にして、日本最高地点に辿り着くことができました。日帰り登山なので、本当に頂上まで行けるかどうか、ちょっと心配でしたが、本当によく頑張ったと思います。おめでとうございます!富士山における相棒・K氏も、いつもながら苦しそうにしてる割には、確実に山頂に辿り着くその粘り強さに、頭が下がります。

天候悪化のため、頂上富士館が閉まってしまい、休憩と雨宿りができなくなってしまったのは予想外でした。休憩もそこそこに下山を開始しましたが、八合目を過ぎたあたりで雨も止み、視界が開け、景色も楽しむことができました。

みなさん、登りよりも、関節に負担がかかる下りの方が苦労していたようですが、それでもゆっくりながら確実に歩みを進め、ついに無事に五合目まで帰ってくることができました。

お疲れ様でした!そして、本当によく頑張りました!!

もし次があるなら、今度は山小屋に泊まって、時間的にも体力的にももっと余裕を持ち、お鉢巡りなども挑戦してみましょう。そして、今度は晴れるといいですね☆

フォトギャラリー

高曇りですが、五合目に着くと雨は止んでいました。行ける所まで行こうと、とりあえず出発します。

六合目。雲海荘と宝永山荘があります。五合目からここまで25分くらい歩くので、いいウォーミングアップになります。

ここからいよいよ、本格的な登りになります。

皆さん、まだまだ余裕ですね~。下界の景色も見えてきました。

愛鷹山塊が、はるか下方に見えます。

2693mの宝永山をちょっと越えたかな、という所で新七合目御来光山荘に着きます。

ここは元祖七合目、山口山荘。標高3000mを越えました。八合目がだいぶ上に見えてます。

八合目池田館。この時点で、本邦第2位の北岳(3193m)の標高より高いです。

おや、まだ元気ですね~。

九合目と頂上方面を臨む。やはり上は雲がかかってます。

あれれ?まだ元気ですねぇ。約1名、苦悶の表情を浮かべていますが。

元気なうちに、はしゃいでおきます。やれるうちにやれることを!

なんだかんだ言って、九合目まで来てしまいました。意外と順調に頂上に着いてしまうのでは!?

と思っていたら、九合五勺でついに雨が。っていうか、九合の次は頂上じゃないのかよ~。五勺ってなんだよ!というのが、富士登山初の人がいつもお怒りになるポイントです。

視界も利かず、最後の区間は少し長く感じました。でも、みんなで励まし合って、ついに富士宮口頂上、浅間大社奥宮に到着です。よし!この勢いで、剣ヶ峰へ向かいましょう!

皆さん、おめでとうございます!そこが日本一高い所です。と、喜びも束の間、悪天候で頂上の山小屋が閉まってしまったということで、雨宿りができず、早々に下山開始です。

やった~!のポーズですが、ゴールではありません。まだ九合目です。

八合目を過ぎたあたりから、雨も止み、視界が利くようになりました。宝永山が見えます。

みんな、関節に負担がかかる下りの方がキツいらしく、高山病の症状がひどく出てしまった人もいて、ゆっくりと、でも確実に高度を下げていきます。

そしてついに、無事に五合目まで戻ってきました。お疲れ様でした!そして、富士山初登頂おめでとうございます(右女子2名)!

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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