暴風雪の蓼科山で冬山トレーニング
- 投稿者
- 好日山荘スタッフ
- 日程
- 2017年01月22日 (日)~2017年01月22日 (日)
- メンバー
- 天候
- 曇り。山頂付近は暴風雪
- コースタイム
- 女ノ神茶屋・蓼科山登山口→73分→標高2110m標識→90分→蓼科山→120分→女ノ神茶屋・蓼科山登山口
- コース状況
- 頂上までトレースがあります。
樹林帯を抜けてから頂上まではポールもあり、道に迷うことはないでしょう。
大きな危険個所はありません。冬山のトレーニングに良いと思います。
- 難易度
感想コメント
今月はまだ山に登っておらず、どこか雪山に登りたい気分でした。
しかし、日曜日はお天気が悪い。
天気図を見て八ヶ岳は午前中のうちはお天気が良いかもしれないと判断して、土曜日の夜、長野県に向けて出発しました。
当初は北八ヶ岳の天狗岳を目指していましたが、登山口となる唐沢鉱泉に続く道がかなり手前で冬季通行止めでなっていました。
やはり、冬山はアプローチも含めてしっかり計画していかないといけないですね。
そんなわけで目的地変更。蓼科山に向かいました。
8時前に登山口であるスズラン峠に到着。
駐車場はすでにほぼ満車です。
お天気は良くありません。賭けに外れました。
スズラン峠(大石峠)から蓼科山へのルートは5年前に冬に登ったことがあります。
急登→平地→急登→平地→急登→頂上というメリハリのあるルートです。
天気が悪く景色は楽しめませんが、静かな樹林帯を歩いていると、森の中に吸い込まれそうな感じがします。
標高を上げるにつれて、だんだん風が強まってきます。
そして、樹林帯を抜けるとすさまじい風が襲い掛かってきました。
耐風姿勢を取りながら少しずつ前に進んでいきます。
風速は20m/sを越えているでしょう。
雪が混じった風が顔を打ち、目を開けていられません。
体も吹き飛ばされそうになります。
引き返そうかと思いましたが、5年前の経験から頂上まではあと少しであることが分かっていたので、がんばって前に進みます。
登山口から3時間かけてようやく頂上に着きました。
やはりすごい風。まつ毛に雪が付き、それが凍って目を開けていられません。
長く留まっていられないのですぐに下山開始。
耐風姿勢を取りながら樹林帯に戻ってやっとほっとしました。
久しぶりに冬山の厳しさを実感。
アルパインジャケット、防寒装備、アイゼン、ピッケルなどの冬山ギアをフル活用した山行になりました。
眺望は楽しめず、ほとんど写真も撮れませんでしたが、たまにはこんな冬山も良いですね。
体が一気に寒さに慣れたような気がします。
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