雲竜渓谷~雪と風の林道コース~(栃木県)

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投稿者
浅見 直紀
さいか屋藤沢店 店舗詳細をみる
日程
2017年02月10日 (金)~2017年02月10日 (金)
メンバー
町田店アルバイト
横浜西口店アルバイト
天候
晴れ・強風
コースタイム
資材置き場→(30分)→林道ゲート→(105分)→洞門岩→(50分)→雲竜渓谷入り口→(20分)→沢コース分岐→(20分)→雲竜渓谷入り口→(30分)→洞門岩→(70分)→林道ゲート→(25分)→滝尾神社手前
コース状況
風が抜ける箇所が多く、バラクラバの持参をオススメします。
難易度
Google Map
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感想コメント

Aの会の若手?連中で雲竜渓谷に行って来た。誘われたらホイホイついていく心づもりだが、ここは初めての場所なので尚のこと楽しみだった。

東武日光駅からタクシーで向かう。”資材置き場”と呼ばれる場所まで、約1800円。前日の雪のせいか、ここで既にモフモフ。ちなみに、タクシー会社によってはここまで入ってくれない場合もあるとのことなので、事前に要確認!

とりあえず、久しぶりに雪山らしい雪山に来たのでテンションは高め。ワタクシを知る人からすれば見た目で解りづらいよと思っていることだろうが、結構変なトコロで妙なテンションになっているんですからね!

ゲートまで30分。車があればそこまで行けるんだよね、とか思うと心が折れるので無心。ゲートからは林道コースを行く。というより、今日一日安心安全の林道コースで行く!九十九折に進んで、ひたすら車道歩き。スピードアップのためにはチェーンアイゼンが要るだろうが、そんなことは気にせず黙々と歩く。

既にこの段階で風がヤヴァイ。九十九折の折り返し地点で、真横からブローされる。前日の降雪がまだ固まっていないらしく、まるで炭酸ガス噴射だ。寒いというより、物理的に痛い。

で、展望台に。この段階で「大」みたく両手両足を開いて前傾してもバランス取れる程の強風。
個人的に、雨・雪・風の中で一番苦手なのが風。握りつぶしたチップス並みに心が粉々だった。
ひっそりと持ってきていたバラクラバが、粉々になった心の最後の防波堤だった。粉々になった上に飛び散っちゃ流石にマズイ。

で、それでも歩いて行くのだが、向かい風で強風なものだから遅々として進まない。雲竜渓谷の入口に下りる場所は、「鏡の無いカーブミラー」がある箇所。右に折れそうな箇所が有れば少し覗き、ソレがあれば正解。とか書いているが、実際は「こんなに明らかに下ってまた強烈な九十九折を登る筈がない」という背理法によって発見した。入口のトレースが風で消されていたのだ。皆様、風には注意です。

で、曲り下りてみると、ドーン!と渓谷が!おぉ・・・ついにここまで来た・・。と思ったら、肝心の渓谷へ降りる階段が見当たらない。結果的に言えば、新雪が張り出して視界から隠れており、もっとヘリに行けば見えたのだが、今回は沢ルートとの合流地点?と思しき方へ。この時、この先に階段があると信じていた。

で、確かに沢へ下りることが出来たが、明らかにここじゃない感が。氷柱列なぞどこにも・・・。帰りの時間も考えて、ここで断念することに。悔しいので名もなき氷瀑を背景に撮影して、さっきの場所へ戻ってみる。せめて近くで撮ってやろうと近づいて階段発見・・・・という結果だった。

帰りは下りということと、14時を過ぎて日陰が多くなったことで氷結が進んでツルツルになったこともあり、半ば滑るように帰った。風で押されて止まらなくなった時には焦ったものの、妙なテンションで何故か楽しかった。そして終日風が収まる事は無かった。

来年にまた来い。そんな風に言われたような気がした。・・・・なんつって。

フォトギャラリー

雲竜渓谷入り口

資材置き場。ここは風があまりない

林道ゲート。既に足元ツルツル

「氷のつぶて!」「痛たたた!」」

流石に日当たり良い所は溶けとる

足に優しい雪道

雪上パパラッチ登場!

何でもない氷瀑

夕方にはツルツルが増す

チェーンアイゼンが素敵すぎる

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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