東北への旅　田代平湿原

今年も自然を求めて東北へ旅をしてきました。
時間を有効に使うため東京駅から夜行バスで盛岡まで行き、1日目は青森県の奥入瀬渓流と田代平湿原へ行きました。奥入瀬渓流は全国的に有名な十和田湖畔・子ノ口から焼山まで約14km続く渓流です。以前銚子大滝周辺だけ歩いたことがありましたが、今回も主要なポイントだけ歩き、車で移動しながら全容をみるかんじでたのしみました。それぞれのポイントの近くに駐車スペースがあるので、体力のない方でもゆったりと歩いてまわれます。
シダ植物が鬱蒼と生い茂る中を美しい水流が続いていく様子は、まるで本で見たことのあるジュラ紀のようで、恐竜好きのわたしには心躍る風景でした。

次に八甲田に行こうとしたのですが強風のためロープウェイが運休となり、予定を変更して田代平湿原へ。ここは八甲田温泉という秘湯の一軒宿の前にあり、駐車場から歩いて1周しても1時間程度のかんたんなコースなのですが、残雪残る山々を向こうに抱きながら広がるささやかな湿原は美しく、手が届きそうなところに咲くさまざまな植物を眺めながら、ゆったりと過ごすことのできる場所でした。吹いてくる風も東北らしくさわやかで、すすきの横を歩いているとどこか懐かしい気持ちにさせられました。
東北には日本の原風景のようなものがまだたくさん残っているのかもしれません。