笠ヶ岳~笠新道の洗礼

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投稿者
酒井 健
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日程
2017年08月29日 (火)~2017年08月30日 (水)
メンバー
天候
29日:曇りのち晴れ 30日:雨のち曇り
コースタイム
29日:新穂高温泉<70分>笠ヶ岳登山口<240分>杓子平<90分>抜戸岳分岐<80分>笠ヶ岳山荘<10分>笠ヶ岳山頂<10分>笠ヶ岳山荘
30日:笠ヶ岳山荘<70分>抜戸岳<100分>杓子平<160分>笠ヶ岳登山口<60分>新穂高温泉
コース状況
笠新道の岩場は雨が降ると滑りやすくなるので注意が必要。
杓子平から先は岩のペンキマークをしっかりと確認してください。
下山時に抜戸岳に向かったが分岐を登ってすぐ薄くなってしまっていて非常にわかりにくいペンキマークを左に折れるので注意してください。どこでも歩けるような斜面になっているので迷い込みやすいです。
難易度
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感想コメント

いよいよかの有名な笠新道に挑戦する日がやってきた。

新穂高温泉から笠ヶ岳の登山口までの林道歩きがなかなかやっかいだ。ココロが折れる。

【笠新道】
<登り>
最初のうちは鬱蒼とした樹林帯が続くのでひたすらもんもんと登るのみだったが1時間を過ぎるころだんだんと頭上が開けてきて開放感が出てくる。そして槍・穂高連峰が目の前に見える!!はずなのだが本日もれなく曇り空。それでもだんだんと晴れ間が見えてきたが残念ながら槍ヶ岳までは望めず、見え隠れする穂高連峰にきゃーきゃー(妻)いいながら高度をかせいでいく。長いのはわかっていたがやはりなかなか杓子平に着かない。ようやく一山登り切り斜面の反対側へ抜けると“どどーーん”と笠ヶ岳!と言いたいところだが残念ながら雲の中(泣)杓子平でゆっくり休憩して今一度斜面に取り付く。これがまた長かった。今まで以上の急斜面に妻はぶーぶー。見通しが良く先が見えるので余計にしんどく感じる。それでも笠ヶ岳に続く稜線を眺めてごまかしつつ5時間弱でなんとか抜戸岳分岐まで登った。

<下り>
こんな急斜面下るのは嫌だ、という妻のリクエストにより本当は双六方面弓折岳経由で帰るつもりだったが、今日も生憎の天気だったので出発を遅らせさらに稜線の風が強いこともあり泣く泣く(妻)下山も笠新道へ。杓子平までは調子よく下ったがやはり笠新道に入ってからなかなか進んでいない感じに襲われる。段差が大きいところも多々あり膝に負担が来る。最後の1時間はまだか、まだかという気持ちだった。なかなか着いてくれない(泣)

【笠ヶ岳への稜線歩き】
下から見ていた長ーい稜線は1時間ちょっとというコースタイム。
しかしこれまでの登りで体力消耗した妻はペースあがらす、、、アップダウンのほとんどない景色が最高の稜線歩きなのだが景色の乏しい今日はひたすら歩くのみ。途中ホシガラスが良く飛んでいた。
笠ヶ岳山荘から山頂へは10分ほど。足元は岩場歩きなので特に下りで注意が必要。山頂は広く本当は眺めも最高なのだろうが今日は完全に雲の名、、、(泣)

【笠ヶ岳山荘テント場】
段差はあるものの広くきれいなテント場。少し下ったところに水場があるが今日はすでに枯れているとのことで水は小屋でいただく。が、この小屋までが微妙に遠い。おまけに岩場を登っていく。
なるたけ水汲み、トイレの回数は少なく済ませたい場所だ。

この日の夜、天候が悪化しテン場周辺は物凄い風となった。使用したテントはファイントラック。ポールに沿ってダイニーマのテープが縫い込まれ剛性を高めているためびくともしなかった。

フォトギャラリー

雨の日には必ず現れるライチョウ

緑の中をひたすら行く

こんな看板が所々にあるのでどこまで登ったかあとどれくらいかがわかりやすい

視界が開けてくると、、、

穂高連峰!

なかなかキツイ傾斜

一山超えると笠ヶ岳への稜線が

3時間登ってきたがさらにあそこまでまた登る、、、

ペンキ印をしっかり確認

稜線に出た!

反対側は双六方面

わかりずらいですがテント場です。

強風に耐えたテント

散々登ってきた体にはあまりすぐそこではありません(笑)

笠ヶ岳山荘

山頂!真っ白(-_-;)

抜戸岳への分岐をまがり

ここをハイマツの間へと左へ曲がるのがわかりにくいです。

抜戸岳山頂

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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