東海　花の山㉕　設楽の4山巡り～エンシュウハグマ

奥三河の設楽エリアには東海自然歩道の三大難所の一つ、岩古谷山があります。岩古谷山（いわこやさん・799ｍ）は地質時代の第三紀（2000万年前）に起こった火山活動により、海底が隆起してできたといわれ、安山岩や玄武岩の岩峰がいくつもある山。東海自然歩道とは離れ、その隣の平山明神山（ひらやまみょうじんさん・950ｍ）との縦走路は集落から見てもジグザグの山容で梯子・岩の階段・木の階段・鎖場・ガレ場と難所続きの険しい山稜で面白さが加わります。
このエリアはさらに鹿島山（かしまやま・912ｍ）と大鈴山（おおすずやま・1012ｍ）を加え、4山を周遊するコースが充実していますが、涼しくなってきたので歩いてきました。今日の制限時間は11時までですので、早朝からちょうどいい具合でした。（もっと時間があれば、一気に鞍掛山も加えたい所でしたが、）
9月中旬ということで朝はやや涼しい程度、だんだん、日が差してくるとやや暑くなるコンディションですが、縦走路はほぼ樹林帯の中で、汗だくになる感じではありません。鹿島・大鈴は展望もなく、早々に退散しましたが、平山明神・岩古谷は岩場からの展望が抜群で遠く南アルプスが見え、撮影でゆっくりしました。また堤石トンネルのコースは不動滝や岩のトンネルなどがあり、見所があり、退屈しませんので、ぜひ登って見てください。
なお今回はあまり花が咲く山ではありませんが、ヤマジノホトトギスとエンシュウハグマとシコクママコナがちょうど見頃を迎えています。