厳冬期・赤岳で出会った~

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投稿者
なみへ~(おとな女子登山部)
日程
2018年02月06日 (火)~2018年02月07日 (水)
メンバー
なみへ~
天候
晴れ/曇り
コースタイム
1日目:美濃戸口―170分―赤岳鉱泉
2日目:赤岳鉱泉-30分―行者小屋―[地蔵尾根]-60分-赤岳天望荘―25分―赤岳山頂―
[文三郎尾根]-60分―行者小屋―20分―赤岳鉱泉-130分―美濃戸口
美濃戸口 八ヶ岳山荘 駐車場代 1日500円 トイレチップ制
コース状況
美濃戸から赤岳山荘までの車の乗り入れは赤岳鉱泉にご確認ください。Facebookなどでも近況がでています。日々状況が変わります。アイゼンはつけなくても登れましたが、雪の下に氷がはっている場合もあります。念のためノルディックグリップも持ちましたが今回は使いませんでした。

赤岳鉱泉から先は、アイゼン&ピッケル、ヘルメット着用しました。
気温が低く雪がさらさらしていて歩きづらいです。
雪崩等の情報もありましたので小屋で確認をしてください。
難易度
Google Map
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感想コメント

雪山に行くぞ!今年もチャレンジするぞ~!
と意気込んでいたのですが、、予定していた方々とタイミング会わず・・・
それならば、厳冬期、硫黄~赤岳縦走&テント泊で!!というミッションを掲げたのですが・・・

行く直前に雪崩の情報が入ったり、、、強い寒気が向かってきてたり。。。
極めつけは、途中で気づいた「テントポール君」を自宅においてきていた・・・
いらんものを沢山ザックに詰め込んで・・・ポー―――る!!!おーーーーぃ!!
歩きながら途中で気づき、テント用具一式を積んだザックの荷がさらにさらに重く感じる。
ペースが落ちる落ちる。。。なんのために・・・・

赤岳鉱泉に到着し、言い訳をしながら小屋へ素泊まりの手配を・・・
お金持ってきててよかった~ ここの食事はおいしくて後ろ髪ひかれますが自炊で頑張ります。
今夜はステーキだそうですよ! 他にビーフシチューやかつ煮だったこともありました!!

テント設営やらのミッションが減ったので、もう小屋を満喫するべく談話室やら食堂をうろうろ
お酒飲んでふらふらしていたら、小屋で食事をまつ皆様が次第に集まってきました^^
関西からのご夫婦、熟達のおとーさん、女性だけの雪山登山、長いブランクのあとのリハビリ登山・・・
色々な方々とお話しできるのは、冬の山小屋の楽しみのひとつですねぇ、
一番年配の熟達おとーさんが「たしなみ」だよ!と
ワインをいただいたり、ウィスキーをいただいたり(効いたぜ、コレ)チューハイいただいたり(笑)
もう、明日は下山してもよいのではと思ってしまう時間を過ごさせて頂きました。

部屋に戻ったあと、登山道のこととかポール忘れたこととかいろいろ不安に・・・
でもいつのまにか、お酒と温かい毛布のおかげで寝てしまっていました。

翌朝、トイレに目覚めて自炊室で簡単な食事を済ませて悩み中。
バタバタと行動し始める皆様を横目に不安感だだもれの私・・
昨日の皆様が気にかけて声をかけてくださいました。
関西からのご夫婦、奥さまは靴擦れで下山を決意されまして
ご主人さまが地蔵から登るでの一緒に行っては?という心強いお言葉(泣)
ご一緒するのは気を遣わせて申し訳ないのでと一度お断りしたのですが・・・
結局行者小屋から先は見守って頂きながら、休憩までご一緒させて頂きました。

行者小屋まではトレースがあり、積雪は30~吹き溜まりでは1m以上の場所もあります。
小屋の先の最初の階段から凍った上にさらさらのパウダースノーが降り積もり嫌な雰囲気です。
その先も、アリジゴクのようなサラサラ雪で、ひやひやする場面が多々あります。
埋もれていたお地蔵様は半分以上はお身体が見えておいででした。
稜線付近の岩場は、岩と氷とサラサラ雪のミックスです。
トラバースするような場所はずるずると足が持って行かれるような所もあります。

山頂手前の「赤岳天望荘」があいていましたのでお手洗いとプチ休憩を頂きます。
こんな山頂付近でもあいているなんてありがたいです!
青空がのぞきましたが、山頂ではまたグレーな空で記念撮影
長居は無用、文三郎尾根から下ります。
このルートの上部の岩場は吹雪くと道が見つけにくいので注意が必要です。
どちらのルートも似たような状況で、登りに使っても下りに使っても同じような気がしました。

無事樹林帯へ戻り、行者小屋でご主人とはお別れです。行者小屋からは南沢ルート下山できます。
本当に今回はありがとうございました!!
私は、赤岳鉱泉に大きな無意味な荷物をデポしてきたので回収し北沢ルートで下山します。
北沢ルートでは、我らがおとな女子登山部関東のガイドをしている小林りかPガイドに遭遇!
研修かなにかのようで、記念撮影はできませんでしたが偶然の出会いでテンションがあがります!
下山後にも、今回お世話になったご夫婦にお会いできました。
またまた、その時は気付かなかったけど懐かしい方とも遭遇!

冬季通年営業している小屋があると、色々な地方から人が集まってくるんですね!
テントポール忘れたけど・・・素敵な出会いに恵まれた山行となりました!
お会いできた皆様、本当にありがとうございます!
私は反省点多々ありましたので、下山後の温泉ビールをオアズケとしまっすぐ帰宅。
次回リベンジ致します!!

皆さまも、持ち物しっかり確認してご安全に楽しく山へ入りましょ~^^;

フォトギャラリー

赤岳へむかうなみへ~

美濃戸の駐車場あたり

林道の雪具合

赤岳山荘前

北沢ルート

おなじみアイスキャンディー

山小屋での出会いは宝物

撮影はナノパフお揃いだった見守り王子の奥様R様

2日目悩んだけど出発

もう行くしかない!!行く!

ここからは引き返せない、先行してくれたR様のご主人

雪がサラサラで岩も氷でしっかり3点確保

素敵な写真ありがとうございます!!

撮影していただいた山荘で出会ったご夫婦の旦那様の方

次回は皆さんでパチリしましょう!!

早く樹林帯へ行きたい

ホワイトアウト寸前か?

無事行者小屋へ到達

ここでお別れ

反省すべき点が多々ありますが無事下山

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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