西穂独標~本当の目的は西穂らーめん?!
- 投稿者
-
酒井 健
さいか屋藤沢店
- 日程
- 2018年03月23日 (金)~
- メンバー
- 妻
- 天候
- 曇り
- コースタイム
- 西穂口駅<70分>西穂山荘<90分>西穂独標<50分>西穂山荘<55分>西穂口駅
- コース状況
- 西穂口駅から山荘まではノーアイゼンで登れました。
山荘からは様相が変わるので12本爪アイゼン、ピッケルは必須です。
西穂口駅から山荘、そして丸山までは目印の旗あり。丸山から先、視界不良の時はルートロスしやすいので注意が必要。
- 難易度
感想コメント
東京にまで雪を降らせた寒波により久しぶりのまとまった降雪。そして天気は回復の兆し。これは今でしょ!と西穂独標に向かう。
ロープーウェイを降りると昨日までの雪がもふもふに積もっている。先週の硫黄岳とは違ったさらさら、もふのふの雪に妻はすでにテンションマックス(笑)
西穂山荘までは樹林帯を登ったり下ったり。シーンと静まり返った登山道。雪が積もった木々を見上げると青い空がのぞく。ずーっと見ていたい風景。山荘手前で急登になり汗が噴き出してきた。
そして西穂山荘到着。シンボルのおっきな雪ダルマがお出迎え。今日は午後になるほど雲がとれ晴れになるとの予報だったのにあたりはすっかり雲の中。たまーに雲が薄れ陽が覗くがそれも一瞬。このまま視界が悪いと丸山から先に行くのは危険か?!とにかくゆーっくり休憩をとりつつ晴れ間を待つ。が、、、
一向に晴れる気配がなく取りあえず丸山を目指して出発する。丸山までは目印のポールが立っているので迷うことはない。山荘までの樹林帯と違って雪が締まっている。ふきっさらしの尾根上はエビのしっぽの成長具合が違う。
ほどなく丸山に到着。が、やはり天候回復の兆しもなく視界不良。それでもトレースはしっかり付いており風はそれほど強くなく降雪もないので独標を目指して進むことにする。展望がまったくないのでここから先はひたすら白い地面との格闘。たまーに除くハイマツでここが山であることを思い出させる。2週間ほど前に来た友人のブログでは雪があまりなく岩肌がかなり剥き出しになっていたが今日は再びすっかり雪の中。アイゼンの爪もしっかり利き歩きやすい。と、視界の先に独標が見えてきた。一旦急な岩肌を下り、そして急な岩肌を登る。本日の核心!アイゼンとピッケルをしっかり使い慎重に登る。やった!無事独標到着!がしかーーーし、展望はゼロ(笑)心の目で周りの風景を想像し小休止をして下山。下りは登りよりも気を使う。慎重に、慎重に。
結局全く晴れることなく山荘まで戻る。
さっ、気を取り直してお目当ての西穂らーめん。疲れた体にちょっと濃い目の味付けがうまい!生麺の極細ちぢれ麺がまたのどごし良くうまい!標高が高いと沸点が低いため通常の生麺はうまく茹であがらないそう。そこでこの極細ちぢれ麺なんだそうです(西穂山荘HPより)是非一度ご賞味あれ。
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・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。