2018東北遠征№3 早池峰山
- 投稿者
- あやや(おとな女子登山部)
- 日程
- 2018年08月21日 (火)~2018年08月21日 (火)
- メンバー
- その他1名
- 天候
- 晴れ
- コースタイム
- 河原坊(30)小田越(70)5合目(60)山頂(50)5合目(50)小田越(25)河原坊
- コース状況
- ・全体的に岩場が多い。山頂付近はストックを収納した方が登りやすい。
・蛇紋岩が多いので雨の日は滑りやすい為注意が必要です。
・熊鈴の持参をおすすめします。
《お手洗い情報》
・河原の坊登山口前(水洗・ペーパー有)
・小田越登山口前(簡易トイレ設置)
・1合目付近に携帯トイレブース有
- 難易度
感想コメント
3日目は早池峰山へ。
百名山でもあり、花の百名山でもあり、その他数多くの名山に選定されています。
早池峰山といえば、日本のエーデルワイスとも呼ばれる「ハヤチネウスユキソウ」が有名ですが、それ以外にも貴重な固有種が多数あり見どころ満載です。
山全体が蛇紋岩やかんらん岩で出来ているため、一般的な植物が育ちにくいのが狭い地域に沢山の固有種がある理由のようです。
本当は2年前の2016年6月に登る予定を立てていたのですが、直前の5月の大雨で“河原の坊コース”が通行止めになった為、復旧を待つ為保留にしていました。
しかしながら今日現在復旧のめどは立っておらず、小田越コースのピストンに計画を変更する事にしました。
河原の坊の駐車場は5台程度しか駐車しておらず、少ないと思っていましたが、地元の方曰く今日は多いという話でした(笑)ただ、夏休みの期間中はシャトルバスも出ていることからさぞ賑わっていたのだろうと想像出来ます。
すそ野にはアオモリトドマツの樹林帯が広がっていますが、樹林帯を過ぎたあたりから一気に巨石や巨岩が露出した、ガツンとした風貌に様変わりします。
登りよりも下山時に落石等に気を付けた方が良いなと感じました。
8合目からはまるで崖にそびえる別荘のような避難小屋を確認する事が出来るようになり、傾斜もゆるやかとなり、まるで豪邸の家の周りにある庭園に迷い込んだような気分になります。
山頂は期待通り360度の展望があり、北上山地の山々や奥羽山脈、遠くに三陸の海まで見渡す事が出来ました。鶏頭山への縦走路も見えるので非常に気持ちが良く、時間を取って休憩しました。行動食はるんちゃんに紹介してもらい気に入っているバター餅を頂きました。高カロリーでおすすめです。
早池峰山は「早池峰山および薬師岳の高山帯・森林植物群落」として国の特別天然記念物に指定、また「早池峰山のアカエゾマツ自生南限地」としても国の天然記念物に指定されています。
この豊かな地域を守る為にも、携帯トイレの持参はかかせません。
私は鈴木みきさんがデザインした携帯トイレ(しかもデザインは早池峰山)を持って登りました。みきさんデザインではありませんが、登山口と山頂にも販売されておりますので、必ず持参するようにしましょう。
今回はレンタカーで移動しましたが、前述の通り6月上旬~8月上旬の土日祝は例年シャトルバスが出ているようですので、時期によっては公共交通機関でもトライ出来る山となっております。
それにしても3座を通してどこもトンボが多かったです。もうすぐ秋ですね。早く涼しくなって欲しいものです。
■本日の服装
上:スキンメッシュ半袖+ウール(150ウェイト)
下:春夏用パンツ
フォトギャラリー
・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。