赤石山脈の前衛峰 櫛形山(日本二百名山)~超小型電気自動車に乗って~

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投稿者
家田 森
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日程
2018年11月02日 (金)~2018年11月02日 (金)
メンバー
家田(単独)
天候
晴れ
コースタイム
下の鳥居(0:20)氷室神社本殿(0:45)林道(0:30)ほこら小屋(0:40)櫛形山山頂標柱(0:30)ほこら小屋(0:30)林道(0:30)氷室神社本殿(0:15)下の鳥居

実働時間:4時間
コース状況
 200名山の中では、比較的歩きやすい登山道。危険箇所も特になく、敢えて言えば道が踏まれている割に浅く、樹林帯の中の変化に乏しい中、道が分からなくなることがありそう。暗くなる前に下山するのが良い。マイカー等なら、この南尾根コース、途中の林道と登山道交わるところまで車で行けてしまいそう。
 櫛形山山頂標柱が山頂の手前にある。
難易度
Google Map
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感想コメント

「た~いらばやしかひらりんか、いちはちじゅうのも~くもく。ひとつとやっつでとっきっき」
うろ覚えだが、古典落語の有名なフレーズ。何のことは無い、登山口の地名が「平林」で、山中何度も「平林」への道標を見たので、つい頭の中一人で落語を演じながら歩いてました。もう櫛形山南尾根ルートの登山口の地名を忘れることは無さそうです(苦笑)。

 櫛形山は、車を持たない私にとって、関東からは比較的近くにありながら、アプローチが難しい故に後回しになっていた山だったのですが。ある日店頭で、この山の近くで超小型電気自動車をレンタル出来るというチラシを見つけ。これはもう神の啓示の如く、次の二百名山は櫛形山と決まりました。
 先月は色々な事情で忙しく山に行く余裕もなく。また11月に入ると、また忙しいだけでなく、下旬になると雪の心配も。電気自動車で雪は走りたくないなぁということで、無理繰りこのタイミングで行ってみると、紅葉もまだ綺麗な上、絶好の登山日和!タイミングバッチリでした。

 電気自動車、間違いなく運転楽しかったのですが、パワー不足でスピードが出ないのは仕方ないとして。困ったのが登り坂で思った以上にバッテリーの減りが早かったということ。一人乗りは航続距離50㎞とのこと、登山口までグーグルマップで片道18㎞だったので余裕かと思いきや。坂を登り始めると、急にどんどんメモリが減り始めて、8つあったメモリが、登山口に着く前に2つにまで減少、このままでは帰れないどうしよう……。下り坂では少し充電されます、と説明は受けていたのですが、さすがに不安になり予定より手前で車を停めて降りて歩き出し。帰路、何とか下りでメモリが3つにまで回復し、ギリギリレンタル屋までたどり着くことが出来ました。
 受付の方の勧めに従い、航続距離100㎞の二人乗りにしておけば、もう少し気持ちと時間に余裕を持って山登り出来たのかなぁ、と反省。また是非借りて乗りたい。
 櫛形山、改めて、今度は別コースでチャレンジかな。

フォトギャラリー

櫛型山と、今回レンタルした超小型電気自動車。これに乗るのも楽しみの一つでした。

レンタルする前。中央高速道、バス車中からも櫛形山が大きく見える。まさに南アの前衛峰。右手の3000峰(間ノ岳かな)には冠雪も見える。

本当は氷室神社までレンタカーで上がるつもりが。思いの他、登りで電気自動車が電力を消費し。仕方なく少し手前の鳥居から歩き出し。

思わず従って歩いて行ってしまいそうな看板。この道は、登山道が途中で林道とぶつかる箇所まで車で登る人向けのよう。紛らわしい。

こちらが正規の登山道入口。ここからすぐに、有名な519段(575段とする資料も)石段が始まる。

鳥居の向かいに駐車場有り。ここが今回一番のビュースポット。富士山も見える。

杉林の中の石段。趣もある。

ひと汗かく頃、本殿が見えてくる。近くにお手洗い有り。

本殿左手に登山道入口がある。右手賽銭箱の上の黄色い箱が登山届入れでした。

道中ほどんど樹林帯。序盤の杉林の途中一部樹林が切れる。ススキと紅葉、秋ですね。

渡るのは寧ろ滑って危険そうな橋。上流側を小さく渡渉。今回唯一の危険箇所と言えば危険箇所か。

ここはロープも張ってあったのですぐ気が付くが。変化の乏しい樹林帯の中の、踏まれているが浅い踏み跡。何度が道を間違えそうになる。

一度、林道に出る。なんと舗装路。下から車で前述の所から来れるようだが、一部未舗装もあるよう。

すぐにまた登山道へ。ここからやや斜面が急な登りとなる。

登ってきた南尾根コースと、中尾根コースの合流点。2000年再建のほこら小屋。左手のトイレもキレイ。

ほこら小屋、中もキレイ。無人小屋でこんなにキレイだとは。近くの水場で水も汲めそう。

櫛形山山頂標柱前の広場。自分の下山時間設定だと、ここでギリギリであった。

展望のない広場ではあるが、樹林の合間から、少し富士山を望むことができました。

下山途中、氷室神社本殿裏の、天然記念物の大杉を見物。パワースポットとしても知られているよう。

超小型電気自動車ドライブも、楽しかった。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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