八ヶ岳 裏同心ルンゼ~小同心クラック
- 投稿者
- つじまい(おとな女子登山部)
- 日程
- 2018年12月19日 (水)~2018年12月19日 (水)
- メンバー
- つじまい
他1名
- 天候
- 曇り一時晴れ
- コースタイム
- 赤岳鉱泉6時出発/14時到着
- コース状況
- 赤岳山荘まで車で入ることができました。
赤岳鉱泉まで、2時間弱の歩き。
感想コメント
今シーズン初の雪山は八ヶ岳へ!
アイスクライミング&冬期クライミングをどっちもやりたい・・
ということで、裏同心ルンゼから小同心クラックをつなげて登りました。
赤岳鉱泉へは前日入りして、裏同心へちょこっと偵察と練習。
翌日にそなえて、早めに切り上げ、赤岳鉱泉のテント場(なんと貸切!)で泊。
シーズン初めなので凍えるかと思いましたが、全然寒くなかったです・・。
翌日は、4時半起き、6時出発。
ちょうどF1の取り付きで、明るくなってきました。
継続登攀のため、スピードを最優先ということで、弱点をついて
パートナーはフリーソロで上がっていきます。
わたしはロープで確保されながら、できるだけ、早く。
F6を登り、大同心基部をトラバースしながら、小同心へ向かいますが、
天気がよくなく、ガスで風も強くなりました。
行くか、行かないか判断というところで、急に青空となり
今まで見えなかった景色が広がりました。
頭上に見えた大同心の雲稜ルートがとてもかっこよかった。
これは、行くしかない!!と、気合を入れなおして出発。
パートナーも初めてのルートでしたが、取付きもすぐにわかりました。
小同心クラックは3ピッチと短いルートですが、近くで見ると岩がそそり立って、かっこよすぎる!!
雪が真っ白の岩をグローブでクライミングするのは、わたし、初めてで緊張です。
とにかくガバをつかんで、チムニーに足を張って上がり、またガバを探して・・という感じで
とてもおもしろかったです。
登っているときはいいのですが、何より辛いのはビレイ中。
2ピッチ目で急激に天候が悪化し、強風で体温が奪われ、手の感覚が消えていきます。
早くして・・と私半泣き。
でもリードのパートナーより、フォローの私の方が時間がかかっていたと思います。
なのに、いつも笑顔で待っていてくれるパートナー。
心の余裕と、懐の違い!
経験を積んだら、私にも余裕が出てくるのでしょうか・・。
小同心の頂上まで出てきて、大同心とのコルから下りる予定をしていましたが、
真っ白で何も見えず、そのまま懸垂で下りる事になりました。
60mシングルロープ×3回の懸垂で、ギリギリでした。
大同心稜を下り、赤岳鉱泉に戻って、テントを片付け、楽しみにしていたカレー。
赤岳鉱泉のカレーは5種類もあるんです。
あたたかいって世界で一番幸せなことですね。
いろいろ勉強にもなり刺激だらけの楽しい2日間でした。
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