京都 鞍馬寺から貴船神社
- 投稿者
-
中澤
ららぽーとTOKYO-BAY店
- 日程
- 2019年05月16日 (木)~2019年05月16日 (木)
- メンバー
- 天候
- 晴
- コースタイム
- ケーブル多宝塔駅ー(10分)ー本殿金堂ー(15分)ー霊宝館ー(30分)ー魔王殿ー(30分)ー貴船神社
- コース状況
- 台風の影響でコース外に倒木が見受けられますが、コース内は整備され危険個所などはないです。
- 難易度
感想コメント
京都鞍馬寺の毘沙門天を拝観ついでに、貴船神社までハイキングしてきました。
山としては簡単ですが拝観としては季節や天気に左右される場所なので、いままで天気を見ながら
何度か計画したのですが雨が多く、今回は直前に天気予報が晴れに変わったので行ってみました。
国際会館駅前から鞍馬温泉行きのバスに乗り、30分くらいで鞍馬へ到着。地下鉄バス1日券で乗車している人が多く、フリーエリア外ですが、追加料金(160円?)を払えば乗れるようです。鞍馬からはケーブルカーが出ていて200円で乗ることが出来ます。日本で一番短いケーブルらしいです。せっかくなので少し待ってケーブルで多宝塔駅まで。
駅から整備された道を10分ほど歩くと本殿金堂へ到着します。すこしでも歩いて参拝してもらいたいという思いからこのような参道になっているそうです。金堂は千手観音が祀られていますが秘仏なので、隣の光明心殿で護法魔王尊を拝観しました。護法魔王尊とは金星の使者で鼻の低い天狗のような方です。あと霊宝館にいる毘沙門天の3体で尊天として祀っています。これはとてもめずらしい御本尊で、神仏習合と密教が影響し合ってこのようになったのではないかと思います。もともと平安時代に栄えた寺院ですが、江戸時代に毘沙門天信仰が人気になって・・・という長い歴史の中で神仏混淆しながら、そのかたちをいまに残しているのでしょう。
お寺の門前に阿吽の虎、千手観音と毘沙門天と護法魔王天。あらゆるものをすべて受け入れているスタイルから「尊天」という神仏森羅万象を信仰しているのはなるほどと思います。伝来した仏教が神道や土着的な文化、習慣と混ざり合って独自のスタイルを作り上げていった、1300年という長い歴史が日本人の中には根付いているからなのか、このような古くからあるお寺はいまでも人気ですね。
パワースポットとしても有名みたいです。貴船神社から登るのが定番なのか、若い女性がけっこう歩いていました。貴船神社は下山して車道に出て川沿いにしばらく歩くと到着します。周辺の料理屋では川床がはじまっていて、かなり本格的な流れの中に作られた座敷は、ダイナミックで眺めているだけでも涼しくなりました。最近の京都はどこに行っても観光客がものすごくいるのでしばらく避けていましたが、貴船の川床の清涼感は、久しぶりに日本に生まれてよかったという気持ちにさせてもらいました。
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