2020東北遠征№2 栗駒山

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投稿者
あやや(おとな女子登山部)
日程
2020年08月07日 (金)~2020年08月07日 (金)
メンバー
その他1名
天候
雨時々曇り
コースタイム
須川高原温泉(30)苔花平(50)笊森コース分岐(55)栗駒山(1626.5m)(40)笊森コース分岐苔花平(40)苔花平(20)須川高原温泉
コース状況
・歩きやすく整備されています。
・苔花台から伸びる須川ルートは昭和湖付近の火山ガス濃度が高いため立入禁止となっております。
«お手洗い情報»
・ありません
難易度
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感想コメント

2日目は栗駒山です。
以前鳥海山に登り素晴らしかったので今度はゆっくり泊まりで再訪しようと思いましたが、生憎コロナの影響で山小屋が閉鎖しているとの事で、今回は諦めて紅葉で有名な栗駒山へシフトしました。

宮城・岩手・秋田の3県境にまたがる独立峰の栗駒山は随所に高層湿原や雪田草原が発達し、初夏には可憐な高山植物が咲き乱れます。
二百名山や花の百名山にも選定されている人気の山です。
アクセスはバスもありますが、現実的ではありませんので蔵王山同様車でのアクセスが便利です。

今回の東北遠征はのんびり登るのがテーマだったので、たとえ登山をしなくても湯治場として1100年以上の歴史をもつ須川温泉で温泉を楽しむだけでも十分に価値がある場所です。
登山口すぐの栗駒山荘なぞ、最盛期には宿泊は抽選となるのも納得できるほど良いお湯でした。
余談ですが、前泊した須川高原温泉には1週間前の日付で田中陽希さんのサインが!!ニアミスです。

明け方は風の音が強く目が覚めました。日本海側の影響を強く受けるので、実際今回も太平洋側の仙台方面は晴れでしたが、栗駒山の天気は曇り~雨予報。
お昼過ぎにやや回復傾向との事でとりあえず出発します。

山麓に湧き出るお湯の上の橋を渡りしばらくは硫黄の香りを受けつつ進みます。
地熱の湯気が立つ小さな丘を越えれば火山地形が目に飛び込んで来ます。
その先はまたガラリと雰囲気が変わり、木道が敷かれた名残ヶ原の湿原へ。何だか尾瀬を錯覚させるような木道が続いていました。
栗駒山はてっきり樹林帯のもさもさした山(後のルートで出てきました)を想像していたのでびっくりしました。

道中は標高を上げるにつれ、雨風共に強くなってきます。
あまりゆっくりご飯を食べられないことは分かっていたので、前日道の駅で仕入れたすあまを行動食に。これがカロリーもあって、腹持ちもよく食べやすくて美味しい!!
もう一袋買えば良かったです。(仙台空港には販売されていなかった・・・。)

道中は下山している2名しかすれ違わなかったので山はほぼ貸切状態でした。
途中、フジバカマがたくさん咲いているところにヒラリとアサギマダラが。
六甲山でも見かける蝶ですが本当にこんな北まで旅するんだと感心しました。健脚(健羽?)です(笑)

標高差も500mなので、体感的には登りのしんどさを感じる間もなく到着した感じでした。
山頂はおそらく風速10m以上はあったと思います。写真だけ撮影しすぐに下山しました。
暑いのは嫌ですが、涼しいを通り越して少し寒さを感じるくらいでした。

秋の紅葉は日本一と称される時期にもまた来てみたいです。
№3へ続く

■本日の服装
上:ミレー・ドライナミックメッシュタンクトップ+ウール長袖(150ウェイト)+レインJKT
下:春夏用パンツ+レインンパンツ
小物:レインキャップ(個人的に必須です)

■気温
13:40 須川高原温泉(13.5℃)

フォトギャラリー

栗駒山のイメージではなかった風景

須川高原温泉すぐ横が登山口です

見事な曇り

栗駒山ってこんな感じなんだ?!

尾瀬を彷彿とさせます

名残ヶ原で一応地図の確認

ミヤマリンドウ

産沼

最後の登り階段

名物・すあまでパワーチャージ

何も見えない

風も強くてトホホ

下山中は少し晴れ間も

アサギマダラが好きなフジバカマの花

蒸し風呂(オイラン)がありました

硫黄の匂いがしたらもうゴール

大日岩(左)と須川高原温泉。お疲れ様でした。

・実際に行かれる際は、現地の最新情報をご確認ください。
・ご自身の技術や体力に合った無理のない登山計画で山を楽しみましょう。

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